競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2017年08月

新潟2歳ステークスの勝ち馬について考察

ここでは、新潟2歳ステークスの勝ち馬フロンティアについて、気になる点がありましたので考察してみたいと思います。

 

■1着・フロンティア(3番人気)

父ダイワメジャー、そして形相遺伝として影響が強いのは母母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝1.25であり、激走後は中2か月以上の十分な間隔が必要。

新馬戦は逃げましたが、このレースではスローで流れる中で2~3番手に控え、直線ではその好位置から抜け出して叩き合いを制する強い勝ち方。上り3ハロン32.9という脚を繰り出しました。

その走りは、父ダイワメジャーの走り方そのままと言えるようなパフォーマンスでしたが、この馬には注意しなければならない点があります。

それは上記したように、ローテ的体力である料的遺伝が1.25しかないことです。

これはなかなか見ない低数値であり、使う度に放牧に出す必要があるぐらいと診ています。

重賞を勝ったことで今後どのような使われ方になるかわかりませんが、馬のことを考えれば休ませながら使うべきですし、馬券を買う側から見れば、ローテ間隔を注視すると買い消しの目安になると思います。

 

あまりに気になったものですから、簡易考察として記しておきます。

BSN賞を予想します

今日はBSN賞を予想したいと思います。

 

私は逃げ馬を想定して、その逃げ馬が作り出す血統ペースから予想を組み立てますが、このレースはスズカリバーとマスクゾロの2頭どちらも逃げが想定され、どちらが先頭で1コーナーを切っていくのかが判然としませんでした。

そこで、本来は予想サイトに出そうかと思っていたのですが、取り止めてブログで公開することにしました。

なお、スズカリバーが逃げた場合と、マスクゾロが逃げた場合と二段構えで予想してみます。

 

【スズカリバーが逃げた場合】

◎スズカリバー

〇マスクゾロ

▲センチュリオン

☆ラインハート

△スリータイタン

△トップディーヴォ

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はスズカリバーとしました。

スズカリバーという馬は、父サウスヴィグラス、そして形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

よって、スズカリバーが逃げて作り出す血統ペースは、父からミスプロ系統、形相遺伝からノーザンダンサー系統のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になります。

 

<主なポイント>

◎スズカリバー

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は料的遺伝3.75であり、激走後は中5~6週程度は必要。

前走マリーンステークスはテイエムジンソクの早い逃げに遇って逃げられませんでしたが、それでもシブとく食い下がり13番人気でしたが3着を確保。(おかげで私も馬券を取ることができました。)

今回のメンバーは形相遺伝にノーザンダンサー系統を直接持っている馬が他にラインハートのみ。その他は父系や父+母父の組み合わせ反応のみ。こういう場合は逃げ馬が自分との戦いにさえ勝てれば残れる公算大。新潟ダート1800はカーブがキツくて差しがなかなか届かないため、逃げ粘りに期待したいと思います。

 

☆ラインハート

父ステイゴールドで形相遺伝としての影響も強いのですが、サンデー系は自身の影響が強い場合は自身をブラインドするという特徴があり、このことから母父クロフネが父系統として代替で浮き上がることになります。

形相遺伝は母と診ており、代替父系であるノーザンダンサー系統から血統ペースは合うと診ています。ローテ的体力は5.00であり、激走後は中3週程度は必要。

前走エルムステークスでは久々のダート戦となり9着。それでも決して変な走りではなかったと思います。

今回はスズカリバーが逃げて作り出す血統ペースも合うと診ていますし、50kの軽量が魅力。穴推奨です。

 

 

【マスクゾロが逃げた場合】

◎マスクゾロ

〇アルタイル

▲スズカリバー

☆スリータイタン

△トラキチシャチョウ

△メイショウイチオシ

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はマスクゾロとしました。

マスクゾロという馬は、父ローマンルーラー、そして形相遺伝として影響が強いのは父の母父の隔世遺伝ではないかと診ています。

よって、スズカリバーが逃げて作り出す血統ペースは、父からミスプロ系統、形相遺伝からターントゥ系統のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になります。

 

<主なポイント>

◎マスクゾロ

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は料的遺伝5.50であり、激走後は中2~3週程度は必要。

この馬は、中島理論的に解釈すると、母~4代母までの父がすべて0遺伝化しているという稀有な血統構成を持っています。この馬の強さは、0遺伝化により浄化が図られたことによる資質の固定に起因しているものと考えられます。

しかしながら、この馬は皆さんご承知のとおり、他馬というよりは常に自身の足元との闘い。前走もハ行により除外になってしまいました。

巨漢馬だけに休み明けがどうかという点が不安ですが、仕上がっていればここでは格上ともいえる存在です。

 

〇アルタイル

父カネヒキリ、形相遺伝は母父の隔世遺伝からハイペリオン系統ではないかと診ています。ローテ的体力は3.75であり、激走後は中5週程度必要。

夏場の新潟ダート1800は良績があり、昨年のこのレースは3着。近走人気に応える走りができていませんが、中間の様子も良さそうですので評価します。

 

 

このように予想してみました。ご参考までに。

北九州記念のナリタスターワンとアクティブミノルについて

ここでは、北九州記念のナリタスターワンとアクティブミノルについて考察してみたいと思います。

■2着・ナリタスターワン(14番人気)
父ショウナンカンプ、そして形相遺伝として影響が強いのは父父の母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝3.00であり、激走後は中6~7週程度必要。

前々走のCBC賞では15番人気でしたが、アクティブミノルが逃げて血統ペースを作り出したレースを経験し、中段の位置取りから粘って0.3秒差の6着。
前走のアイビスサマーダッシュでは、開幕週の千直では最悪の1枠1番が当たってしまい、レースに参加していないような走りで0.7秒差の9着。

北九州記念というレースは、スピードの持続力が要求されており、アイビスサマーダッシュ組がここ3年続けて勝ち馬や2着馬を出しており、更にはサクラバクシンオーの血統が有効なレースで、近2年の1~2着馬はサクラバクシンオー産駒ばかり。
今回のレースでは、ショウナンカンプ産駒(サクラバクシンオーの孫産駒)の本馬が、アイビスサマーダッシュからの臨戦ステップで、CBC賞と同じアクティブミノルが逃げて作り出した血統ペースに乗っかって2着激走を生み出したと診ています。

「随分と揃いすぎているな~」とも思いましたが、私の予想サイトでは☆印(穴中の穴評価)をつけたものの、肝心の本命キングハートが届かず不的中でした。
さすがに、14番人気の馬を本命・軸にするのはちょっと買いづらかったのですが、これからは攻めの姿勢も必要だなと思いました。

■7着・アクティブミノル(4番人気)
アクティブミノルという馬は、父スタチューオブリバティ、そして形相遺伝として影響が強いのは母母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝4.50であり、激走後は中4週程度必要。
アクティブミノルが逃げて作り出す血統ペースは、父からストームバード~ノーザンダンサー系統、形相遺伝からミスプロ系統のペースとなるところですが、逃げた場合は特にノーザンダンサー系統の影響が強い傾向があります。

前々走のCBC賞はブリンカー装着で3着激走。それから中3週で臨んだ前走のアイビスサマーDは絶好の大外枠に入りましたが、最後伸び切れず4着惜敗。
この馬はスピードの持続力が問われる平坦コースではなく、阪神や中京のような直線に坂が待ち構えているコースでパフォーマンスが良くなるパワー型スプリンターと診ています。
小倉コースは初ですが、適性が似ている京都コースでも好走歴が無く、スタートして途中平坦をはさみながら下り降りながらコーナーリングして行くこのコースは、この馬の適性とは異なると診ています。

ブリンカー装着後の走りが良くなったということで勢いなのでしょうか、今回は中2週での臨戦となりましたが、前2走ともかなりの激走であり、中2週ではさすがに厳しかったと思います。
私は予想サイトでは、適性とローテの面から消しの評価としましたが、7着とは言えよく踏ん張ったと思います。 まさかここからセントウルステークスに行くのでしょうか・・?

以上考察でした。





関屋記念の予想結果をご報告します。

ここでは、私がレジまぐさんの予想サイトで公開した「関屋記念」の予想について、見事に的中することができましたので、お盆休みということでここでそのまま事後紹介してみたいと思います。

 

新潟11R 関屋記念

◎ダノンリバティ

〇マルターズアポジー

▲クラリティスカイ

☆ウキヨノカゼ

△ウインガニオン

△トーセンデューク

△ショウナンバッハ

△レッドレイヴン

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はマルターズアポジーとしました。陣営からはマイルでも逃げに拘るコメントがあり、一方のウインガニオン陣営からは、前走のように離れた2番手であれば大丈夫のコメントが出ており、すんなり逃げられると診ました。

 

マルターズアポジーという馬は、父ゴスホークケン、形相遺伝は父の母と診ています。

よって、マルターズアポジーが逃げて作り出す血統ペースは、父からストームキャット~ノーザンダンサー系統、形相遺伝から、ミスプロ系統のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になりますが、特にノーザンダンサー系統の影響が強い傾向があることから、ノーザンダンサー系統を重視します。

 

<主なポイント>

◎ダノンリバティ

父キングカメハメハ、形相遺伝は母父の隔世遺伝ですが、母父自体の影響も強いことから血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝5.25であり、中2~3週程度は必要。

新潟芝は3戦して1勝2着2回であり、昨年のこのレースの2着馬。夏場も合っています。

前走は出遅れたのか後方からになって見どころ無し。やはり谷川岳ステークスや昨年のこのレースのように好位につければ粘り倒せると診て評価します。

 

〇マルターズアポジー

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は2.75であり、中7~8週程度は必要。

ウインガニオン陣営から離れた2番手発言がありますが、逃げ馬の2番手が後続をブロックしてくれるのであれば、逃げ馬にとっては助かる展開であり、この馬には好都合。

このレースは直線長い新潟にしては前目の決着が多く、後ろから中々届かない傾向があります。

前走は3か月休み明けで大敗と激走しておらず、中間も好調教のようで狙ってみたいです。

 

▲クラリティスカイ

父クロフネ、形相遺伝は母と診ており、父の影響から血統ペースは合います。ローテ的体力は料的遺伝6.25であり、中2週程度は必要。

今回逃げ想定のマルターズアポジーの逃げは小倉大賞典で経験しており、中段から進めて3着と好走。

栗東から美浦へ転厩してちょうど一年が経過し、厩舎のコメントからはようやく馬がピリッとしてきたとのこと。

栗東と美浦を跨いだ転厩の場合、個体差はありますが馬がピリッとするのに半年~10月程度かかるとされています。

G1馬の走りを取り戻せればまだまだ走れる馬。鞍上が不安要素ですが、ここは狙ってみたいと思います。

 

△ウインガニオン

父ステイゴールド、そして形相遺伝として影響が強いのは母母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、中6~7週程度は必要。

前々走パラダイスステークスの激走から中3週で臨んだ前走中京記念ですが、逃げることができず2番手の競馬。

しかし、内外離れた2番手で内ラチを進めることができ、実質ハナを切っているようなレース運びの勝利でした。

中3週のレースで激走したわけですが、この馬は皆さんも周知のとおり、夏に調子が上がる馬。昨年もこの時期に3連勝し、今年も3連勝中です。(一昨年も夏場に連勝あり。)

今回は中京記念から中2週のローテとなりますが、これをどう見るかがポイント。

前走の中京記念はタフな馬場での激走であり、最後は足が上がっていたとのレース後のコメントもありました。

体調が良い時期とはいえ、陣営の調整も軽めに終始していますし、やはり反動の懸念が残ります。

血統ペースが合うだけに惜しいのですが、△評価までとします。

 

<参考買い目>

単勝:3 (1,000円)

馬連:軸流し 10-3、9、15、16へ (各1,000円)

馬連:軸流し 10-2、4、7へ (各500円)

馬連:軸流し 3-9、10、15、16へ (各1,000円)

馬連:軸流し 3-2、4、7へ (各500円)

ワイド:軸流し 10-3、9、16へ (各1,000円)

ワイド:軸流し 10-2、4、7へ (各500円)

ワイド:軸流し 3-9、15、16へ (各1,000円)

ワイド:軸流し 3-2、4、7へ (各500円)

三連複:ボックス 3、4、9、10、15、16 (各200円)

 

 

レジまぐの予想サイトでは、以上のように印上の有力馬に短評を添えて、買い目を入力して公開しました。

◎と〇の両方に自信があったため、欲張った買い方になりましたが、単勝、馬連、ワイド2点、そして三連複を当てることができました。(終わったレースはサイトにて無料で閲覧できますのでご確認ください。)

 

こんな感じで頑張っておりますので、予想サイトもよろしくお願いいたします。

 

それにしても、クラリティスカイの「横山スペシャル」には、開いた口が塞がりませんでした・・・。



関屋記念のウインガニオンについて考察

ここでは、関屋記念で上位人気に押されることが予想される「ウインガニオン」について考察してみたいと思います。

 

・ウインガニオン

父ステイゴールド、そして形相遺伝として影響が強いのは母母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、中6~7週程度は必要。

前々走パラダイスステークスの激走から中3週で臨んだ前走中京記念ですが、逃げることができず2番手の競馬。

しかし、内外離れた2番手で内ラチを進めることができ、実質ハナを切っているようなレース運びが出来ての勝利でした。

中3週のレースで激走したわけですが、この馬は皆さんも周知のとおり、夏に調子が上がるサウスポー。昨年もこの時期に3連勝し、今年も3連勝中です。(一昨年も夏場に連勝あり。)

 

ローテ的体力の観点から言えば、激走後は中6~7週必要な馬なのですが、本馬のように一時期しか走らないような馬は、その時期限定で料的遺伝を超えて使い込むことができる傾向があります。

本馬はノーザンダンサーの5×4×5という濃い近親交配を持っており、こういった馬は体調が通年で良いということが無く、体調が悪い時期の方が多いくらい。そのかわり、一時期に走りが集中できるという傾向があります。

 

今回は中京記念から中2週のローテとなりますが、これをどう見るかがポイント。

前走の中京記念はタフな馬場での激走であり、最後は足が上がっていたとのレース後の騎手のコメントもありました。

体調が良い時期とはいえ、陣営の調整も軽めに終始していますし、やはり反動の懸念が残ります。

展開的にはマルターズアポジーが逃げて、外から離れた2番手といったところでしょう。アポジーの逃げる血統ペースは合うので、控えても問題は無し。

しかし、本来は中6~7週程度必要な馬ですから、ここは過大な評価は危険であろうと私は診ています。

 

では、どの馬を評価するのか…などの総合的な最終予想は私の予想サイトにて当日公開いたします。

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