競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2017年09月

オールカマーのルージュバックについて振り返り考察

ここでは、オールカマーのルージュバックについて振り返り考察をして、結果報告もいたします。

 

オールカマーを勝ったのは5番人気のルージュバックでした。

・ルージュバック

父マンハッタンカフェ、形相遺伝として影響が強いのは母母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.75であり、激走後は中3週程度必要。

 

前走ヴィクリアマイル惨敗後4か月の休み明けとなりましたが、仕上がりの良さは感じられました。それでも、なぜ今年は毎日王冠からじゃないの?とか、外枠専用馬で6番では厳しいのでは・・などもあって5番人気になっていました。

レースはグランアルマダが逃げると思われていましたが、ゲートで出遅れてしまい、結局マイネルミラノが逃げる展開になりました。

道中は3~4番手というこの馬には信じられないような絶好の位置で進み、4コーナーで外に膨らんでしまい他馬に影響が出てしまいましたが、そこから外に出すのではなく内に潜り込む走りを見せて勝利しました。

 

従来のルージュバックのイメージを変えてしまうような激走を見せての勝利でしたが、これだけの激走を生んだ要素の一つに「あの馬」の存在がありました。

皆さんの中には既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、「あの馬」とは、マイネルミラノのことです。

ルージュバックが古馬になってから勝ったのは、エプソムカップ、毎日王冠、そして今回のオールカマーの3勝。そして、その3レースとも逃げて血統ペースを作っていたのは「マイネルミラノ」なんですね。

ルージュバックにとっては「恋人」と言っていいほどの相性の良さ。私が関係者ならマイネルミラノが逃げられそうなレースを狙って追いかけたいくらいです。

 

さて、私の予想結果はと言いますと、このレースは「グランアルマダが逃げてマイネルミラノが番手につける」と予測したために、ルージュバックのここまでの激走は考えていませんでしたが、2~3着なら混戦の中であると診て△評価はしていました。

そして本命評価したのはアルバート。想定どおりの展開であれば、頭まで突き抜けると診ていましたが、それにしてもグランアルマダの行き脚の無さにガックリ。ゲートが開いた瞬間に終わってしまいました。

以下に予想サイトに登録していた結果を掲載しておきます。アルバート1頭軸にしてその相手が1~5着まで入るという強烈な縦目でした・・。

 

中山11R オールカマー

◎アルバート

〇ステファノス

▲タンタアレグリア

☆グランアルマダ

△ルージュバック

△ショウナンバッハ

△マイネルミラノ

 

この内容は私の予想サイトにも登録されており、無料でご確認いただけます。

 今回はここまでです。

セントライト記念のクリンチャーの検証などについて

ここでは、セントライト記念の「クリンチャー」についての振り返り考察をして結果報告もいたします。

 

・クリンチャー

父ディープスカイ、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝5.50であり、激走後は中2~3週程度必要。


 皐月賞では厳しいペースを先行して粘り倒し、一度は先頭に立つ走りを見せて4着と見せ場を作りました。

しかし、その皐月賞の最後の直線において、クリンチャーが先頭に立って懸命に踏ん張るところを、アルアインに外から、2着のペルシアンナイトには内から挟まれるように交わされ、両馬に突き放されてしまいました。

この直線での出来事によって、クリンチャーが今回対戦するアルアインに対してコンプレックスを抱いていないか不安が残っていました。

 

レースを振り返りますと、スタートから早速のステッキが数発入り、道中そして最後のゴールまで押されどおしでステッキも何発入ったかわからないほどでした。結果は勝ち馬から1秒1離された9着でした。
 馬体重が18k増ということで、成長分を考えたにしても、夏休みの取り方や仕上げ方にも不足があったのかもしれません。
 この馬は母父ブライアンズタイムの影響が強いと診ておりますが、そもそもブライアンズタイムの影響を受けている産駒は、叩かれて叩かれて良くなるため、休み明けは走らない傾向があります。
 
 それにしても、これだけステッキが入るということは、体が重くてズブくて入ったものなのか、アルアインがいることで走る気を無くしているために騎手の叱咤で入ったものなのか、このあたりについてはレース後のコメントには触れられていませんでした。
 私の考えですが、この両馬はゲートも3つ隣と近く、更に道中は同じような位置取りでしたから、馬に走る気が無かった部分もあるのだろうと診ています。
 両馬は菊花賞に進むと思われますが、引き続きこのコンプレックスの関係性に注意が必要だと思います。
 
 
 それから、2着に入ったアルアインについて気になる事象がありましたので、ちょっと触れておきます。

 メンバー中唯一の重賞勝ち馬であった皐月賞馬アルアイン。最後の直線では格の違いを見せつけて先頭に立ちこのまま押し切りかと思われましたが、レース中終始背後につけていたミッキースワローに交わされ2着に終わりました。
 この交わされ方が、アルアインのすぐ外を並ぶ間もなく交わされ、そして突き放されてしまいました。 
 これは、ミッキースワローに対してコンプレックスが生じてしまった交わされ方だと診ています。

 菊花賞でのアルアインの走りがどうなるか、距離克服以外にも注目したいと思います。


 最後にこのセントライト記念の私の予想結果を印だけですが報告いたします。
 この内容はサイトにも登録されており、無料でご確認いただけます。低配当でしたがキッチリと的中することができました。
 

中山11R セントライト記念

◎ミッキースワロー

〇サトノクロニクル

▲サンデームーティエ

☆プラチナヴォイス

△アルアイン

△クレッシェンドラヴ

△サーレンブラント

△ローリングタワー
 
 予想としては、ここではミッキースワローとサトノクロニクルの方が、アルアインよりも上であるという評価をしました。
 結果としてミッキースワローが勝利し、本命にした評価が間違っていなかったと思います。
 サトノも直線で進路が取れれば2着があったかもしれません。(ジョッキー談もありますね。)

 見込み違いだったのが馬場ですね。道悪想定したためにサンデームーティエやクレッシェンドラヴといったところをチョイスしましたが、良回復は読めませんでした・・。


 今回はここまでです。




セントライト記念のクリンチャーについて考察

ここでは、セントライト記念で上位人気が想定される「クリンチャー」について考察してみたいと思います。  

・クリンチャー
 父ディープスカイ、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父の隔世遺伝と診ています。ローテ的体力は料的遺伝5.50であり、激走後は中2~3週程度必要。
 春戦線は年明けデビューながら、すみれステークス勝ちから軌道に乗り、皐月賞→ダービーと進みました。特に皐月賞では厳しいペースを先行して粘り倒し、一度は先頭に立つ走りを見せて4着と見せ場を作りました。
 秋戦線に入り、セントライト記念からの始動となりますが、私にはその皐月賞において少々気になることがあります。

 その皐月賞は、今回こちらもセントライト記念から始動となるアルアインが勝ちましたが、最後の直線においてクリンチャーが先頭に立って懸命に踏ん張るところを、アルアインに外から、2着のペルシアンナイトには内から挟まれるように交わされ、両馬に突き放されてしまいました。
 この直線での出来事によって、今回の出走馬で言えば、クリンチャーがアルアインに対してコンプレックスを抱いていないか不安が残っています。

 アルアインが見える位置で競馬をしてしまうとコンプレックスによる凡走の危険性があることから、活路を見い出すとすれば、この馬の脚質なら逃げの手に出るとか、逆に思い切って後方まで下げてしまうとか何らかの工夫が必要になると思います。

 この馬がどんな走りをするのか、こういった観点からもとても気になります。
 ということで、クリンチャーにはこのような不安が残ることから、恐らく人気を集めるでしょうから危険な人気馬と診ています。
 では、どの馬を評価するのか…などの総合的な最終予想は私の予想サイトにて当日公開いたします。
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京成杯AHとセントウルSの結果報告をします

ここでは、レジまぐさんの予想サイトで中山と阪神の両メインを的中することができましたので、予想結果報告をしたいと思います。

 実際にレジまぐさんのサイトにて予想した記事をそのまま以下に掲載します。こんな感じで予想して的中しております。

 

中山11R 京成杯オータムハンデ

◎グランシルク

〇ボンセルヴィーソ

☆ガリバルディ

△ダノンリバティ

△アスカビレン

△ウインフルブルーム

△ロサギガンティア

△マイネルアウラート

△マルターズアポジー

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はマルターズアポジーとしました。他にこの馬に競りかけるような馬はおらず、すんなり逃げられると診ました。

マルターズアポジーという馬は、父ゴスホークケン、形相遺伝は父の母と診ています。

よって、マルターズアポジーが逃げて作り出す血統ペースは、父からストームキャット~ノーザンダンサー系統、形相遺伝から、ミスプロ系統のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になりますが、特にノーザンダンサー系統の影響が強い傾向があることから、ノーザンダンサー系統を重視します。

 

<主なポイント>

◎グランシルク

父ステイゴールド、形相遺伝は3代母の父と診ており、血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝6.25であり、激走後は中2週程度は必要。

前走の中京記念では、荒れ馬場の中を唯一頭末脚を伸ばして2着。最内に一本だけあったビクトリーロードを通ったウインガニオンに勝たれましたが、この馬も良い内容だったと思います。

中山1600は9回走って2勝2着3回3着2回という堅実な相性。この中には、今回逃げ想定のマルターズアポジーが逃げて血統ペースを作った秋風ステークスの2着も含まれています。

このクラスに入ってからは勝ちが無いものの堅実に走っており、連軸向きの本命です。

 

〇ボンセルヴィーソ

父ダイワメジャー、形相遺伝は3代母と診ており、血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝4.75であり、激走後は中3週程度は必要。

中山1600はニュージーランドトロフィーで経験し、5番人気3着があります。

NHKマイル3着ということで3歳馬ながら人気になっていますが、内枠からマルターズアポジーの2番手に控えて粘りこみという作戦が簡単に実現しそうですので、評価したいと思います。

 

△ダノンリバティ

父キングカメハメハ、形相遺伝は母父の隔世遺伝ですが、母父自体の影響も強いことから血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝5.25であり、激走後は中3週程度は必要。

中山1600経験は1度のみで昨年のこのレース。結果は3番人気で10着。

前走の関屋記念は私も◎評価しましたが、最後の進路取りを誤って3着。2着は有った内容でした。

どうやらこの馬は平坦向きの馬ではないでしょうか。坂路調教で結構走る馬なのに不思議ですが、音無厩舎には坂コースを苦手にする馬が結構いるような気がします・・。

今回は関屋記念と同じマルターズアポジーが逃げますし、坂さえ無ければ重い評価なのですがここは△評価まで。

 

△マルターズアポジー

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は料的遺伝2.75であり、激走後は中7~8週程度は必要。

前走の関屋記念は久々のマイル戦でしたが、果敢に逃げて見事な勝利。

今回はその激走から中3週のレースとなりますが、この馬にとってこのローテは過酷だと思います。

料的遺伝の観点からは激走後は中7~8週程度必要であり、もし詰めて使うのであれば、中間の調整は相当工夫しなければなりませんが、多少控えて工夫はしたようですが、最終追いきりでは本番並みに激走してしまいました。

今回は斤量58kも背負いますし、△末席評価までとします。

 

<参考買い目>

馬連:軸流し 6-2、3、7、11、13、15、16へ (各1,000円)

三連複:一頭軸残りボックス 6-2、3、7、11、13 (各500円)

 

 

阪神11R セントウルステークス

◎フィドゥーシア

〇ファインニードル

☆ラインミーティア

△スノードラゴン

△メラグラーナ

△プレイズエターナル

△ダンスディレクター

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はフィドゥーシアとしました。陣営からも「自然にハナでしょう」という趣旨のコメントが出ており、前走の千直競馬でもハナに立っていることから、外枠からでも自然に逃げられると診ました。 

フィドゥーシアという馬は、父メダグリアドーロ、そして形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

よって、フィドゥーシアが逃げて作り出す血統ペースは、形相遺伝からダンチヒ~ノーザンダンサー系統のペースとなります。ちなみに母の父はサンデーですが、系統を考える際はサンデーはブラインドして解釈すると特徴が現れるため、このような解釈となります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になります。

 

<主なポイント>

◎フィドゥーシア

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は料的遺伝3.75であり、激走後は中5~6週程度は必要。

阪神芝1200は4走して1勝3着1回と今一つのようですが、適性が似ている中山芝1200では1戦1勝という成績で適性が無いとまでは言えません。

千直を2回連続で使い、しかもハナに立つような競馬をしてきたことで馬に折り合い難が出てしまうと嫌ですが、開幕馬場でスピードで押せる条件であることから本命評価したいと思います。

 

〇ファインニードル

父アドマイヤムーン、形相遺伝は母の母と診ており、血統ペースは合います。ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、激走後は中6~7週程度は必要。

前走の北九州記念は1番人気に押されましたが、直線では進路が取りづらい走りとなり5着惜敗でした。

今回はそこから中2週となりますが、前走を激走と診るかどうかが難しいところです。一応、5着とはいえレースに参加する走りはしていますので、料的遺伝の観点から本命評価は難しく、一つ評価を下げて対抗評価とします。

 

▲ラインミーティア

父メイショウボーラー、形相遺伝は父の母と診ており、血統ペースは合います。ローテ的体力は料的遺伝4.00であり、激走後は中5週程度は必要。

この馬は千直専用馬の印象がとても強く、前走は念願の千直重賞タイトルを取りました。

今回は初の阪神芝1200となりますが、適性が似ている中山芝1200では決して変な走りはしておらず、コースに戸惑うことはないと診ています。

今回の想定逃げ馬であるフィドゥーシアが逃げたアイビスサマーダッシュを勝利しており、フィドゥーシアがオーバーペースで逃げて前が崩れた際は浮上があるものと診て穴評価します。

 

<参考買い目>

単勝:6 (1,000円)

馬連:軸流し 14-2、5、6、11、13へ (各1,000円)

三連複:ボックス 2、6、7、13、14 (各500円)

 

 

ということで、京成杯オータムハンデの方は馬連と三連複、セントウルステークスの方は三連複を的中させることができました。

惜しかったのは、セントウルステークスのラインミーティア。

穴評価して単勝を推奨しましたが、最後の直線で進路が取れない場面があり2着どまりでした。タラレバですが、スムーズなら勝てていたかもしれませんね。

 

ということで、秋競馬の開幕は良いスタートになったと思います。引き続き頑張って予想しますのでよろしくお願いいたします。

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新潟記念の結果報告とロイカバードの検証について

ここでは、新潟記念で不安材料があると指摘していた「ロイカバード」について検証し、併せて、的中することができた新潟記念の予想結果報告をしたいと思います。

 

・ロイカバード

父ディープインパクト、そして形相遺伝として影響が強いのは3代母の父母と診ています。ローテ的体力は料的遺伝6.25であり、激走後は中2週程度必要。

前走の佐渡ステークスは、今回こちらも新潟記念に出走するロッカフラベイビーと最後の直線において、併せ馬のようにして叩き合った末に2着に敗れています。

両馬の斤量差が5.5kあったことが1~2着を分けた要因とも思えるのですが、このレース中における直線での競り負けによって、ロイカバードがロッカフラベイビーに対してコンプレックスを抱いていないか不安が残っていました。

 

当日のロイカバードはどうだったのか。パドック中継を見ましたが、前を歩くロッカフラベイビーから少し離れて周回していました。そして、一番気になったのはヨダレを垂らしながら周回していたこと。

ヨダレを垂らして周回することについては、興奮やイライラなどの不安定な状況にあるという説や、逆に集中しているという説がありますが、私には今回の場合は、前者の説の精神的に不安定になっているように見えました。そして、このパドックの様子を見て、「今日は来ないだろう・・」と思いました。

ゲートでは立ち上がったりすることもなく、ゲートが開くと「横山スペシャル」は先行策に出ましたね。道中は6~7番手くらいを進みましたが、伸びきれず8着に終わりました。

8着に終わった理由はいろいろあるのでしょうが、私はコンプレックスによって本来の力が発揮できなかったものと診ています。

 

さて、その新潟記念ですが、私はロイカバードには△末席の評価としていました。本来はもっと上の評価をしたかったのですが、今回はこれが限度です。

実際にレジまぐさんのサイトにて予想した新潟記念の記事をそのまま以下に掲載します。こんな感じで予想して的中しましたのでご報告いたします。

 

新潟11R 新潟記念

◎アストラエンブレム

〇タツゴウゲキ

▲トーセンバジル

☆ハッピーモーメント

△ロッカフラベイビー

△マイネルスフェーン

△カフジプリンス

△ウインガナドル

△ロイカバード

 

<逃げ馬と血統ペース>

血統ペースを作り出す想定逃げ馬はウインガナドルとしました。

同じ先行型のマイネルフロストの存在がありますが、ウインとマイネルは同傘下で提携関係にありますから、競り合うことはありません。これは関屋記念でのウインガニオンとマイネルハニーの隊列にも見られましたね。

ガナドルは逃げて良績があり、フロストはブリンカー装着後2~3番手からの競馬で勝ててはいませんが、崩れなくなりました。ガナドルが大外を引いてしまいましたが、前半スローになる新潟2000ではすんなりハナに立ち、フロストが2番手につけて、直線入るまでガッチリ後続をブロックする隊列になると診ました。

 

ウインガナドルという馬は、父ステイゴールド、形相遺伝は母の母と診ています。

よって、ウインガナドルが逃げて作り出す血統ペースは、形相遺伝から、プリンスリーギフト系のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になります。

 

<主なポイント>

◎アストラエンブレム

父ダイワメジャー、形相遺伝は母母の父ヘクタープロテクターの隔世遺伝と診ています。また、ヘクタープロテクター自身の影響も強いことから血統ペースは合うと診ています。ローテ的体力は料的遺伝5.50であり、激走後は中2~3週程度は必要。

この馬は左回りは大得意で新潟も2戦2勝。鞍上にデムーロとなれば1番人気もやむを得ないところ。

ただ、2000mは初めての距離という点が少々不安。形相遺伝及びヘクタープロテクターのいずれもマイラーであることから、本馬の距離適性も成績のとおり、1800をこなすマイラーというのが現時点での見立てです。

1800mまでは克服していますが、さらに200mの延長が大丈夫なのか、なかなか前に出ようとしない走りからも、単勝や馬単1着向けではなく、連軸向けとして評価してみました。

 

☆ハッピーモーメント

父ディープインパクトで形相遺伝としての影響も強いのですが、サンデー系は自身の影響が強い場合は自身をブラインドするという特徴があり、このことから母父トニービンが父系統として代替で浮き上がることになります。また、形相遺伝は母母と診ており、血統ペースは合うと診ています。ローテ的体力は4.25であり、激走後は中4週程度必要。

前走の目黒記念では13番人気の低評価を跳ねのけて3着と好走。それ以来の休み明けとなります。新潟コースは3走して2着が1度。他の2走も4、5着で苦手にしているとまでは言えません。

問題は距離適性と思われますが、新潟外回り2000であれば道中はゆったり流れますから、ペースに戸惑わないと診ています。

土曜の新潟中距離戦を見ていると、スタミナ血統を父や母父に持っている馬の好走が目立ちました。

この新潟記念はディープ産駒の良績が多く、本馬も一応ディープ産駒ですしトニービンも持っていることから、好走の可能性があるとみて穴評価します。

 

△カフジプリンス

父ハーツクライ、形相遺伝は母父の母と診ており血統ペースは合います。ローテ的体力は料的遺伝3.75であり、激走後は中5~6週程度は必要。

前走の小倉記念は、これまでの長距離路線からの中距離ということでペースに戸惑っていたようですが、5着に食いこみました。エンジンの掛かりが遅いハーツクライ産駒ではギリギリの走りだったと思います。

今回は直線が長いコースで続けての中距離戦。食い込みがあるかと思い△評価しておきます。

 

△ウインガナドル

父と形相遺伝は上記のとおり。ローテ的体力は料的遺伝5.50であり、激走後は中2~3週程度は必要。

上記のとおりこの馬が逃げると診ていますが、同傘下のマイネルフロストが後続をブロックしてくれる展開は、逃げるこの馬には展開利が見込めます。

さすがにまだ家賃が高いかもしれませんが、ギリギリ3着残り目に期待して△評価しておきます。

 

<参考買い目>

単勝:6 (1,000円)

馬連:軸流し 11-1、4、5、6、7、13、15、17へ (各1,000円)

馬連:軸流し 1-4、5、6、7、13、15、17へ (各1,000円)

三連複:ボックス 1、4、6、7、11、13 (各200円)


 

ということで、馬連と三連複を的中させることができました。

人気薄のカフジとガナドルを△評価できていたのは良かったと思います。

それにしても惜しいのは、首の上げ下げ次第でカフジの2着があったことですねえ・・。

 

さて、夏競馬も終わり、いよいよ秋競馬が開幕します。引き続き頑張って予想しますのでよろしくお願いいたします。

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