競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2017年12月

有馬記念を振り返ります。

ここでは、有馬記念を振り返ってみたいと思います。

 

1着・キタサンブラック

父ブラックタイド、形相遺伝として影響が強いのは母父の隔世遺伝により

Ambiopoiseではないかと診ています。

ローテ的体力は料的遺伝5.75であり、激走後は中2~3週程度は必要。

 

極悪馬場を制した天皇賞秋、そして昨年よりタイトな競馬となったJC3着からの臨戦となりましたが、1000m通過61.6秒というスローペースに落とし込み、キタサンペースでそのまま逃げ切り勝ちとなりました。

キタサンブラックの走行適性として、

  広いコース(東京・京都) 8-0-1-1

  小回りコース(中山・阪神) 4-2-3-1

  (左から1着-2着-3着-着外)

となっており、広いコースでの強さの半面、小回りコースでの取りこぼしが目につきます。

ストライドの大きな巨漢の先行馬であることから、広いコースではグングン加速がついて行く半面、小回りコースではコーナーリングで減速することになり、更には急坂で加速が思うようにつかないことが取りこぼしに繋がっていると思われます。

有馬記念では全く危なげない走りだったことから、スローペースで進めたことが最小限の減速でコーナーリングができたものと診ています。それにしても、余りにも簡単に勝ってしまいましたね。

私は、本馬の前出の適性面、今秋の激走続き、この中間の猛調教から少々厳しいのではないかと診て△評価としましたが、見事な勝利でした。

 

3着のシュヴァルグランについては、キタサンブラック同様にJCの激走の反動面やハーツクライ産駒の特徴である小回りに対する不適正面から評価を△評価としましたが、不利がありながらも3着を確保し面目を保ったと思います。

 

その不利と言えば、最後の直線の出来事は酷い内容でしたね。

パトロール映像を見ましたが、スワーヴリチャードの斜行は酷いもので、騎手は内からステッキを入れて立て直そうとしていましたが、馬は外から内へ内へと走行していました。

スワーヴリチャードは予てから右回りに対する不安があり、陣営からは矯正されたというコメントが出ていましたが、6回もコーナーリングしなければならない中で、右回り克服で疲れてしまってバランスを崩して斜行しているようにも見えました。これでよく降着処分にならなかったなと思うくらいです。

これと同時にクイーンズリングが内から外への斜行があり、この同時事象でサクラアンプルールは行き場を失ってズルズル後退して最後方入線となりましたが、直線では良い脚で上がってきていただけに、不利が無ければ馬券圏内もあったのでは・・と妄想しています。

 

綺麗な内容ではなかった有馬記念でしたが、全レース終了後に「祭り」が歌われたとのことで、キタサンブラックが有終の美を飾れたのは良かったと思います。

 

最後に私のサイトでの予想結果ですが、クイーンズリングを▲穴評価にした上で、一応押さえの三連複を的中することが出来ました。

本線ではなかっただけに不完全燃焼気味ではありますが、年末大一番で一応的中できたので良しとしたいと思います。

サイトに掲載した予想本文を以下に掲載しておきますのでご参照ください。

なお、レジまぐサイトでご確認いただけます。

都合によりリンクを外していますが、「血統ペース理論」でよろしかったらご検索願います。

 

 

※※以下予想本文※※

 

中山11R 有馬記念

◎ヤマカツエース

〇スワーヴリチャード

▲クイーンズリング

☆サクラアンプルール

△キタサンブラック

△シュヴァルグラン

△シャケトラ

 

<逃げ馬と血統ペース>

想定逃げ馬については、キタサンブラックとしました。

他にハナを主張しそうな馬もおらず、空気を読まない輩も見当たらないことから本馬が逃げると診ました。

キタサンブラックという馬は、父ブラックタイド、形相遺伝は母父の隔世遺伝からAmbiopoiseの影響が強いと診ています。

よって、キタサンブラックが逃げることによって作り出す血統ペースはトゥルビヨン~ヘロド系統のペースとなります。

狙いは、この系統またはこの系統と親和性のある系統を父や形相遺伝に持っている馬になります。

 

<主なポイント>

◎ヤマカツエース

父キングカメハメハ、形相遺伝は3代母と診ており血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝6.00であり、激走後は中2週程度は必要。

昨年のこのレースにも参戦しましたが人気薄で4着と激走。坂を駆け上がっての急追は見どころがありました。

今秋は天皇賞秋とJCでしたが、府中コースは本馬の適性からするとパフォーマンスを削ぐコースであり、出来の良さだけで走ったような内容でした。

本馬は急坂を駆け上がってくるパワーに秀でており、このコースはピッタリ。1枠1番は絶好であり本命評価します。

 

〇スワーヴリチャード

父ハーツクライ、形相遺伝は母母と診ており血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝3.75であり、激走後は中5週程度は必要。

春はクラシック路線に乗りましたが、皐月賞6着、ダービー2着と戴冠には至りませんでした。

前走のアルゼンチン共和国杯は古馬を相手に楽勝と言える内容で、この頃からでしょうか、実は今年の3歳は強いと云われ始めました。

ダービー後の調整に期間を要し菊花賞には間に合わず、却って余力残しで有馬記念に臨めることは良いのですが、手前の替え方により右回りに不安を残しており、コーナー6回の小回りコースで露呈する可能性があります。

更にハーツクライ産駒は小回りでパフォーマンスを落とす傾向があり、本命評価相当も一つ落とした評価とします。

 

▲クイーンズリング

父マンハッタンカフェ、形相遺伝は母母の隔世遺伝と診ており血統ペースは合います。

ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、激走後は中6週程度は必要。

この秋は府中牝馬S4着、エリザベス女王杯7着とG1馬にしては今一つに見えますが、府中牝馬Sは血統ペースが合わず凡走、エリザベス女王杯はスローの展開で位置取りが悪く脚を余すという理由付きであり、いずれも悲観する内容ではありません。

一貫して広いコースばかり使われてきた本馬ですが、実は中山コースは2戦2勝の舞台であり、形相遺伝の系統と診ているシーバード~ネイティブダンサー系統特有のパワーに由来するのではと診ています。

隠れた中山巧者が内枠に入り、穴をあける期待大で評価したいと思います。

 

△キタサンブラック

△シュヴァルグラン

この2頭については、今更言うまでもない実績馬であり、本来なら重い印を打たなければならない馬です。

しかし、この2頭は前走のJCで激走しており、その反動が心配されます。

キタサンについては、天皇賞秋の極悪馬場での激走も加わり、最後のレースということで猛調教を課されました。

昨年もJCからの臨戦でしたが、昨年のJCは今年のJCより1秒9も遅いタイムでの激走であり、負荷が違います。

シュヴァルについては、ローテ的体力である料的遺伝が4.00と並みの体力であり、激走後は中5週程度が必要。

今年のJCはタイトなレースであり、中3週のローテは厳しいと診ています。

また、両馬とも小回り急坂コースでは広いコースよりパフォーマンスを落とす傾向にあり、盤石だったとしても不安点として残ります。

古くからJCは強い馬、有馬記念は余力を残している馬をチョイスするレース。両馬とも△評価までとします。

 

<参考買い目>

単勝: 1 (1,000円)

馬連:軸流し  1-2、3、7、9、10、14へ (各1,000円)

馬連:軸流し  14-2、3、7、9、10へ (各1,000円)

三連複:ボックス  1、2、3、9、10、14 (各500円)

 

※※予想本文以上※※

 

今日はここまでです。

 

 

有馬記念のJC激走組を考察してみます。

ここでは、有馬記念について展望してみたいと思います。

<逃げ馬と血統ペース>
 私の予想は「逃げ馬が作り出す血統ペース」によってレースが支配されると考えますので、どの馬が逃げるかが肝心となります。
 想定逃げ馬については、キタサンブラックと診ました。 1枠2番に入りましたし、枠順抽選会での武騎手からは行く趣旨と取れるコメントがありましたから行くものと診ました。
 キタサンブラックという馬は、父ブラックタイド、形相遺伝は母父の隔世遺伝からAmbiopoiseの影響が強いと診ており、逃げることによって作り出す血統ペースはトゥルビヨン~ヘロド系統のペースとなります。
 狙いは、上記の系統及び上記と親和性がある系統を、父か形相遺伝に持っている馬になります。

<有馬記念というレースについて>
 有馬記念は昔はトップホースは皆出てきた時代がありましたが、現在ではファン投票を無視して安易に見送る風潮があります。近年では12月に香港国際競走もあり、使い分けで出てこない有力馬が続出しています。何のためのファン投票か、すっかり形骸化しています。
 今年は3歳G1勝ち馬が一頭も出ないという異例の年と言えるでしょう。特にダービー馬と菊花賞馬陣営の考え方やローテ使いは、国民的行事とも言えるレースに安易に参加しないということで、極めて残念でなりません。

<人気馬について>
 キタサンブラックとシュヴァルグランの2頭については、今更言うまでもない実績馬であり、本来なら重い評価をしなければならない馬です。しかし、この2頭は前走のJCで激走しており、その反動が心配されます。
 キタサンブラックについては、天皇賞秋の極悪馬場での激走も加わり、最後のレースということで猛調教が課されました。 昨年もJCからの臨戦でしたが、昨年のJCは今年のJCより1秒9も遅いタイムでの激走であり、負荷の具合が違います。
 シュヴァルグランについては、ローテ的体力である料的遺伝が4.00と並みの体力であり、本来激走後は中5週程度が必要な馬。今年のJCはタイトなレースであり、中3週のローテは中間に相当工夫を施さないと厳しいのではと診ています。
 また、両馬とも小回り急坂コースでは、広いコースよりパフォーマンスを落とす傾向にあり、盤石だったとしても不安が残ります。 古くからJCは強い馬、有馬記念は余力を残している馬をチョイスするレース。両馬に重い評価をつけにくい状況と診ています。

 では、年末大一番の有馬記念でどの馬を評価するのか…などの総合的な最終予想については、私の予想サイトにて公開いたします。
 有料となりますが以下のリンクから、よろしかったらお願いいたします。
 
 <月額メルマガ版>
 ●予想サイト(PC・スマホ版)はこちらから
  https://regimag.jp/magazine/monakapapa
 ●予想サイト(携帯版)はこちらから
  https://regimag.jp/magazine/monakapapa2

 <予想記事ごと課金版>
 ●予想サイト(記事ごと課金版)はこちらから
  https://regimag.jp/forecast/monakapapa3

 ※有馬記念の単発予想記事については、土曜日の夜遅くにアップする予定です。



朝日杯FSを予想から振り返る。

ここでは、朝日杯FSを振り返りたいと思います。

 

まず、私が予想サイトにてどのような予想をしたのかを確認します。

以下のとおりです。

 

(予想記事の内容) 

阪神11R 朝日杯フューチュリティステークス     

◎ステルヴィオ     

〇ダノンプレミアム 

△ケイアイノーテック

△フロンティア            

    

<予想のポイント> 

先週の阪神ジュベナイルフィリーズの予想の際も触れましたが、再度触れておきます。

普段であれば、逃げ馬を想定し、想定逃げ馬が作り出す血統ペースを想定して予想を組み立てますが、2歳戦は以下のように考えています。    

    

2歳戦は・・・     

●まだ歯替わりもしていない子馬の運動会である。    

●仕上がり比べである。     

●前走からの経験リズムが重要。    

    

これらは皆さん当然にしてご存知のことと思われます。

    

これを踏まえて朝日杯を考えますが、阪神コースへ移設された過去3年の3着以内9頭のうち、前走が東京1600か京都1600の馬が6頭を占めています。これはやはり、朝日杯FSとの共通項として、      

①1600mである。

②最後は長い直線である。   

③(東京は)最後の直線に坂がある。 

    

という共通点があり、右左回りの違いこそあれ、本番へ向けて経験値を上げる予行演習そのものと言えます。  

「競走馬は今回どれだけの距離を走るかわかっていない」と言われていますので、特に経験値の浅い子馬には自身が前走で走った経験は、本番への財産とも言えるでしょう。     

    

そこで、これらのことを踏まえて印の4頭をピックアップしました。   

東京1600組としてサウジアラビアRC1~2着馬、阪神移設後にリンク傾向にある京都1600デイリー杯上位馬です。   

(予想記事ここまで)

 

そして結果は、

1着 ダノンプレミアム  前走:東京1600 勝利

2着 ステルヴィオ    前走:東京1600 2着

3着 タワーオブロンドン 前走:東京1400 勝利

 4着 ケイアイノーテック 前走:京都1600 3着

 

結局、サウジアラビアロイヤルC1~2着馬が、そのまま1~2着で決まったレースでした。

予想の中では、まだ歯替わりもしていない経験の浅い2歳には経験が重要であり、2歳G1の舞台である阪神1600へのステップとして、東京1600と京都1600デイリー杯の重要性を説きましたが、概ね結果と相違ない内容だったと思います。

4着のケイアイノーテックについては、新馬勝ちは同じ舞台の阪神1600であり、休みを挟んでデイリー杯からのステップは絶好の穴馬と診ましたが、最後の直線で迫りましたが惜しくもハナ差の4着に終わりました。

馬券的には、ダノンとステルの馬連1点、三連複はその2頭軸にケイアイとフロンティアへの2点を推奨しており、一定のお役には立てたものと思います。

 

ここで一応、勝ち馬について触れておきたいと思います。

 

1着・ダノンプレミアム

父ディープインパクト、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝3.50であり、激走後は中6週程度は必要。

3歳クラシック戦線を目指して血統背景を無視して早く仕上げられてしまうディープインパクト産駒。母はアイルランドで2歳時からローカル中心ですが活躍していた馬で46戦も走っています。

母父がロベルト系であることから、まだ奥行きがありそうです。サンデー系とロベルト系は皆さんもご存じのとおり血の相性が良いニックスであり、今後歯替わりして成馬になってからどのような馬になるのか楽しみです。

ローテ的体力である料的遺伝が3.50しかなく、今後は激走の度に十分な間隔を取る必要があると診ています。折角の逸材ですので、関係者には大事に使ってもらいたいと思います。

 

さて、私の予想サイトの結果は前出のとおりでしたが、年末大一番の有馬記念が控えていますので頑張りたいと思います。

都合によりリンクを外していますが、「血統ペース理論」でご検索願います。


 今回はここまでです。

 

 

 

阪神JFを予想から振り返る。


  ここでは、阪神ジュベナイルフィリーズを振り返りたいと思います。

 

まず、私が予想サイトにてどのような予想をしたのかを確認します。

以下のとおりです。


 

(予想記事の内容)

阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ

◎ラッキーライラック

〇マウレア

△サヤカチャン

△ラテュロス

 

<予想のポイント>

普段であれば逃げ馬を想定し、想定逃げ馬が作り出す血統ペースを想定して予想を組み立てますが、2歳戦は以下のように考えています。

2歳戦は・・

●まだ歯替わりもしていない子馬の運動会である。

●仕上がり比べである。

●前走からの経験リズムが重要。

 

これらは皆さん当然にしてご存知のことと思われます。

これを踏まえて阪神JFを考えますが、東京秋開催に行われるアルテミスSが正規重賞となった近3年、毎年阪神JFの連対馬を輩出しています。

正式に重賞となったことでメンバーが集まるレースになったと言えますが、阪神JFとは・・

①1600mである。

②最後は長い直線である。

③最後の直線に坂がある。

 

という共通点があり、右左回りの違いこそあれ、本番へ向けて経験値を上げる予行演習そのものと言えます。

「競走馬は今回どれだけの距離を走るかわかっていない」と言われていますので、特に経験値の浅い子馬には自身が前走で走った経験は本番への財産とも言えるでしょう。

 

そこで、これらのことを踏まえて印の4頭をピックアップしました。

アルテミスSの1~3着馬、そして同じ東京1600の赤松賞勝ち馬です。

(予想記事ここまで)



 

そして結果は、

1着 ラッキーライラック 前走:東京1600勝利

2着 リリーノーブル   前々走:東京1600勝利

3着 マウレア      前走:東京1600勝利

 

結局、「東京1600勝利経験あり」の3頭で決まったレースでした。

予想の中では、まだ歯替わりもしていない経験の浅い2歳には経験が重要であり、2歳G1の舞台である阪神1600へのステップとして、東京1600の重要性を説きましたが、概ね結果と相違ない内容だったと思います。

2着のリリーノーブルについては、新馬は東京1600だったのですが、前走は京都1600であり、しかも中1週の強硬ローテだったことから期待よりも不安の方が大きく、予想では評価しませんでした。

リリーノーブルは料的遺伝4.50と並みの体力しか持っていないため、ここで詰めて使ったことが今後どのような影響を及ぼすか関係者は注視が必要でしょう。

 

歯替わりをしていない子馬は、まだ自身の血統背景など表出していません。3歳春になると個体差はありますが順次歯替わりが始まり、そして子馬から成馬へのスイッチが入ります。

血統背景はそれから出てきますので、2歳のこの時点で血統がどうこうといった予想法は「労多くして功なさず」であり、経験や仕上がりが重要であると考えています。

例外は、仕上がり早の早熟父血統といったところでしょうか。2歳で成長ピークを迎えてそこで止まるというアメリカ型スプリンター血統などに散見される傾向ですが、これはこれとしてインスタント予想的に別に覚えておく程度でよいでしょう。

 

現在の競馬はPOGやクラブ馬主などの影響で、以前にも増して3歳春クラシックを照準にして馬を仕上げる傾向があり、本来の個々の血統の芽生え方とは異なる育成・調教が施されることが横行しています。

最たる例は、ディープインパクト産駒が古馬になってから成績が伸びないこと。これはディープの母系が比較的重めなヨーロッパ血統であり、本来の良さが出るのは遅めと考えられるのに対し、使う側の需要から「ディープ産駒だから春クラシック」と早々に仕上げられてしまうことに起因していると思います。

 

最後に一応、勝ち馬について触れておきたいと思います。

 

1着・ラッキーライラック

父オルフェーブル、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝5.75であり、激走後は中2~3週程度は必要。

オルフェーブルは勝ち上がり率が低いと言われていますが、オルフェーブルはとても重厚な血統背景を持っており、2歳段階から使うには仕上げに相当工夫が必要だと思います。本馬が2歳から走れているのは、おそらく母及び母父がアメリカ系の馬で尚且つミスプロを血統背景に持っており、2歳段階から頭角を現していたことが影響しているものと思われます。

 

さて、私の予想サイトの結果は前出のとおりでしたが、まだG1は続きますので頑張りたいと思います。

都合によりリンクを外していますが、「血統ペース理論」でご検索願います。

今回はここまでです。

 

 

 

香港国際競争を展望します。

ここでは、香港国際競走について展望してみたいと思います。


 

●香港ヴァーズ


<逃げ馬と血統ペース>

デインヒルコディアックと診ました。

デインヒルコディアックは母の影響が強く、逃げることによって作り出す血統ペースはダンチヒ~ノーザンダンサー系統となります。


<想定血統ペースが合うと診られる出走馬>(五十音順)

 ケミカルチャージ

 ゴールドマウント

 ティベリアン

 デインヒルコディアック

トーセンバジル

ハイランドリール


<日本馬について>

 昨年のこのレースで断然人気で2着惜敗のハイランドリールとBCターフ勝馬タリズマニックが主力となるのでしょうか。日本馬は父ハービンジャーからトーセンバジルのみ評価したいと思います。

菊花賞馬キセキは血統ペースが合わないと診ています。そのキセキですが、感染症(白癬)で厩舎隔離のニュースが入ってきましたが、白癬って水虫のことですよね。競争能力には影響ないと思われますが・・。まさか取消なんてことはないでしょうね。


 

 

●香港スプリント


<逃げ馬と血統ペース>

 ペニアフォビアと診ました。

 ペニアフォビアは父の影響が強く、逃げることによって作り出す血統ペースはデインヒル系統となります。


<想定血統ペースが合うと診られる出走馬>(五十音順)

 アメージングキッズ

ザウィザードオブオズ

ナットリスントゥーミー

ペニアフォビア

ミスタースタニング

ラッキーバブルズ


<日本馬について>

 スプリンターズSで2~3着だった牝馬2頭が参戦しますが、そのスプリンターズSで5着に入ったブリザードから考えると、苦戦必至と診ています。

 香港勢絶対優勢と言われているこのレースですが、ブリザードは香港では能力的に一枚落ちる馬ですので、厳しい戦いになるでしょう。ペニアフォビアが作り出す血統ペースも合いません。


 

 

●香港マイル


<逃げ馬と血統ペース>

 ローリーポーリーと診ました。

ローリーポーリーは3代母の影響が強く、逃げることによって作り出す血統ペースはミスプロ系統となります。また、父からダンチヒ~ノーザンダンサー系統も注意。


<想定血統ペースが合うと診られる出走馬>(五十音順)

 サトノアラジン

 ビューティーオンリー

 ビューティージェネレーション

ヘレンパラゴン

ランカスターボンバー

ローリーポーリー


<日本馬について>

 G1馬サトノアラジンが参戦しますが、今秋は大敗続き。天皇賞は極悪馬場で大敗は仕方ないにしても、マイルCSの負け方は不可解。まるでレースを投げ出すことを覚えてしまったような走りは心配です。

今回の結果とは別に、騎手がボウマンに変わり、異なる環境で走ることで刺激になって走りを思い出してくれることを期待したいです。あとはやはり馬場ですね。

 


 

●香港カップ


<逃げ馬と血統ペース>

 ネオリアリズムと診ました。

 ネオリアリズムは母の隔世遺伝の影響が強く、逃げることによって作り出す血統ペースはセントサイモン系統となります。

 

<想定血統ペースが合うと診られる出走馬>(五十音順)

 ドーヴィル

ネオリアリズム

 ロビンオブナヴァン

ワーザー


<日本馬について>

 同じ舞台で行われたクイーンエリザベス二世Cの覇者でもあるネオリアリズムは期待できるでしょう。4レースの中で最も日本馬に期待できると思います。

最大の強敵は、そのクイーンエリザベス二世Cでスローペースに嵌って3着と脚を余したワーザーでしょう。香港競馬のこのカテゴリーの第一人者です。

実質この2頭の一騎打ちと診ていますが、他の日本馬2頭は、味方でもあるはずのネオリアリズムが作り出す血統ペースに苦しむと診ています。

 

 

このように4レースを日本馬から簡易考察してみましたが、香港勢はスプリントは上位独占の期待大のようです。ヴァーズは海外勢への馬場貸し化していますね。

私は考察結果からシビアに馬券を買いますが、それとは別に「頑張れニッポン」の精神で日本馬全馬を応援したいと思います。

 

それから、チャンピオンズCについて、私はレジまぐサイトでの予想はサウンドトゥルーを本命にしました。

コパノリッキーの逃げに抑えが効かないテイエムジンソクが絡んで例年同様にペースが上がるのかと思いきや、落ち着いた流れになってしまいました。

 昨年のサウンドトゥルーはペースが上がって馬群がばらけて追い込んできましたが、今回は落ち着いたことで馬群がばらけず密集し、突いていくスペースがありませんでした。

 騎手には遅い速いというペースは読んでもらいたかったですね。


 今日はここまでです。

 

 



ギャラリー
私の理論で予想するメルマガ「重賞分析極秘ファイル」のリンクはこちら
競馬ブログランキング参加中!こちらをポチっとクリックお願いいたします。
カテゴリー
  • ライブドアブログ