競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2018年02月

中山記念を振り返ります。

 

ここでは、中山記念を振り返ってみたいと思います。

 

中山記念

1着・ウインブライト

父ステイゴールド、形相遺伝として影響が強いのは3代母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝3.50であり、激走後は中6週程度は必要。

 

レースは判りやすい逃げ馬マルターズアポジーが引っ張り、アエロリットが続くというやや縦長の展開となり、この2頭が2~3着に残り、4番手を進んでいたウインブライトが4コーナー手前から抜群の手ごたえで力強く進出して勝利しました。

 

1着のウインブライトは一週前追い切りを強くしたことで反動が出たという報道がありましたが、最終追いきりを軽めにしたことが功を奏したようです。

中山金杯激走から中6週での臨戦となりましたが、本馬の料的遺伝の観点からはちょうど良い間隔でありましたが、最終追い切りも強くしていたら調教で体力を消耗してしまい、凡走も有ったかもしれません。

私はメルマガ等予想では、2000m重賞好走しているものの距離短縮は良いと診断しておりましたが、4コーナー手前から力強く進出する脚勢から診ると、血統ペースが合っていたこともありますが、この距離がピッタリなのでしょう。

この後は大阪杯とのことですが、料的遺伝の観点からは少々詰まる間隔となりますので、調教を軽くするなどの工夫が必要となるでしょう。

 

2着のアエロリットは、マルターズアポジーの後ろにつける展開は予定通りだったと思いますが、最後の直線でズルズル下がるかと思われたところから盛り返しての2着には少々驚きました。

アエロリットは右手前を出したがらない癖があり、左回りに対して右回りのパフォーマンスは落ちると診ています。それでも今回のような盛り返す走りができたということで、次走のヴィクトリアマイルに向けては自信になるでしょう。

 

8着のヴィヴロスについて、私はメルマガにおいて、次走にドバイを控えたステップは昨年同様となるが、昨年もこのレースに休み明けで臨んで5着。やはり休み明けの成績が今一つであり、本馬の兄姉も休み明け一叩きが必要な傾向があり、マルターズアポジーが作り出す血統ペースも合わず、牡馬を相手に小柄な牝馬に斤量56kも気になることから評価することはできないと指摘しておりました。

それにしても負け過ぎのような印象もありましたので、ドバイへ向けての仕上がり状態は果たしてどの程度なのか、不安を覚えます。次走は予定どおりドバイへ向かうようですが、行く以上は是非連覇して欲しいと思います。

 

さて、私のメルマガ等での予想はと言いますと、ウインブライトを本命にして、馬連と三連複を的中することが出来ました。

2月は毎週重賞的中と調子が上がっております。この調子で3月戦線も頑張りたいと思います。

 

そして、3月からは私の新しいコンテンツが始動します。これまで多くのご要望をいただいておりました「分析型コンテンツ」が始動します。

平地重賞を対象としますが、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から診断する内容となります。

どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、診断結果をご提供する内容です。

なお、これまで予想メルマガ等で提供していた買い目については、このコンテンツでは控え、読者の皆様の予想の一助となれればと考えております。

リンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

 

 

フェブラリーSを振り返ります。

ここでは、フェブラリーSを振り返ってみたいと思います。

 

フェブラリーS

1着・ノンコノユメ

父トワイニング、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.25であり、激走後は中4週程度は必要。

 

レースは内枠に入ったスプリント路線から参戦のニシケンモノノフとノボバカラがスプリントペースで引っ張る展開となり、その2頭に挟まれたケイティブレイヴまで巻き込まれ、更にはテイエムジンソクが絡んで行くという前半3ハロン34.1というハイペースとなりました。

当週の条件戦などでは、なかなか差せない前残りのレースが多かった東京ダートでしたが、このペースではさすがに先行勢は壊滅、結局後ろからの競馬となりました。

 

1着は根岸Sで復活を果たしたノンコノユメ。本馬については根岸Sの勝ち馬考察の際に触れていますのでここでは割愛しますが、頑丈になったことで本来のローテ間隔より詰まった間隔でも対応でき、走りに専念できるようになったことで根岸Sではサンライズノヴァを、今回は昨年の覇者ゴールドドリームを競り落とす走りを見せてくれました。復活した本馬の今後の走りに期待したいと思います。セン馬になったことで高齢になっても走ってくれることを期待します。

 

2着のゴールドドリームは料的遺伝が3.50と乏しく、チャンピオンズCからの直行は十分なローテ間隔であり、間にレースを挟まなかったのは正解と言えます。東京コース専用馬と言っていい「平坦スピード型」の本馬にとって舞台は出来上がっていましたが、ハイペースの中で後方に構えましたが、最後はノンコノユメとの競り合いに差し返すシーンはあったものの負けてしまいました。

鞍上のムーア騎手がレース直後に敗戦の弁として「仕掛けが速すぎた」とコメントを出していますが、この競り負けはノンコノユメに対してコンプレックスが生じてしまったと診られるダメージの大きい負け方となってしまいました。今後この2頭の対戦があった際はこの点に注意する必要があります。

今後のローテが難しいと思いますが、地方の深い砂や小回りは全く合わないタイプですので、陣営がどういったローテを描くのかが注目です。前出したようなところを使うと馬のシャーシが狂ったり、弱くなったりする傾向がありますので、休ませながら中央を使うべきだと思いますが・・。

 

4着のサンライズノヴァについて、当日の私のメルマガでは、根岸Sでの最後の直線での競り負けによりノンコノユメに対するコンプレックスが生じており、更にはローテも厳しく評価できないと診断しておりましたが、上位3頭とは差がついた4着でしたが、4歳代表として力は見せた走りだったと思います。

鞍上のコメントとして「思うように伸びなかった」という趣旨のコメントが出ていましたが、前出したような理由で普段の走りが出来なかったものと診ています。

 

そして12着と大敗したテイエムジンソクについて、芝スタートを克服してスプリントペースに乗って行くスピードを見せましたが、母由来のスピードが仇となってしまいました。臨戦過程で一度でもこの舞台を経験していれば、また違った結果もあったかもしれません。

これで終わりの馬だとは見ていませんが、今後中距離路線に戻るにあたっては、かかる気性をどう操舵するかという問題が出てくると思われます。今回のスピードを経験したことがどう影響するか、押し切りだけでも活躍できるとは思いますが・・。

 

さて最後に、私のメルマガ等での予想はと言いますと、ゴールドドリームを本命にして、的中することが出来ました。ジンソクはあくまでも相手の中の一頭として評価していました。

前日の2重賞も的中するなど、今月に入って調子が上がってきました。鋭意頑張りたいと思います。

都合によりリンクを外しておりますが、よろしかったら「血統ペース理論」でご検索願います。

今日はここまでです。

 

共同通信杯の勝ち馬を考察します。

ここでは、共同通信杯の勝ち馬を考察してみたいと思います。

 

共同通信杯

1着・オウケンムーン

父オウケンブルースリ、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.00であり、激走後は中5週程度は必要。

 

近年は春戦線の重要ステップとして使う陣営が増えている共同通信杯。近年の勝ち馬を挙げると、スワーヴリチャード、ディーマジェスティ、リアルスティール、イスラボニータと3歳G1戦線で活躍した顔ぶれが並び、2着にもドゥラメンテがいます。

以前はやはり厳寒期の2月のレースということで、現時点での仕上がり比べの色合いが強かったものが、春戦線に向かうにあたり、無理をさせずにゆったり使うという考え方や、今後のことを考えてビッグレースが多い東京コース重視ということがあると思われます。

今年の共同通信杯を勝った本馬ですが、オウケンブルースリ産駒の勝利ということで少々驚きました。というのも、オウケンブルースリ産駒の中央現役馬はわずか7頭、勝利がある馬は本馬を含め3頭という厳しい現状にあります。

レースですが、父のイメージからは大外を追い込んでくるという脚質かと思いきや、中段から前につけて力強く抜け出しての勝利でした。しかし、スローなのにバラけた展開でしたので、馬群を縫うというイメージとは違いやはり父産駒だなと思いました。

 

本馬の父オウケンブルースリは、ジャンポケ~トニービンという系統であり、本馬の形相遺伝の対象もミスプロを経由しないネイティブダンサー系統ということで、一言で言えばスタミナとパワーというキャラクターでしょう。

走行ベクトルは父の走りをそのままダブらせてよいと思いますが、開催が進んで荒れた中山も形相遺伝の系統から対応できる素地があるという点が父との違いと診ています。スパッとした切れ味ではなく、力強く断つという末脚でしょう。

父は菊花賞を勝ちましたが、本馬は形相遺伝の距離適性からは菊花賞は少々長いと診ています。まして高速菊花賞では難しいでしょうが、昨年のような馬場悪化があると台頭があるかもしれません。

 

近代競馬は馬場管理技術が進んだことや生産現場の血統構成が変化したことにより、トニービンの系統がスタミナ血統として扱われてしまう現状にあります。

今回オウケンムーンのようなキャラクターが重賞を勝利したことで分かったのは、今の東京の馬場もスタミナを要する馬場ということ。

東京の芝は一見荒れているようには見えませんが、昨秋の極悪馬場での開催ダメージが残り、今年の厳寒気候で芝の生育がなかなか進んでいないことを示していると思います。

 

さて、これで春はクラシック戦線に参戦することとなりますが、近年の傾向である高速皐月賞や高速ダービーではスピード・切れが足りないかもしれません。その代わり、馬場が荒れてくるようだと台頭する一頭となるでしょう。

希少なオウケンブルースリ産駒ですから、本馬が活躍することで父の血を盛り上げてほしいと思います。本馬もサンデーサイレンスの血が一滴も入っていないという希少な馬ですので、是非とも活躍してほしい一頭であります。

 

さて、私のメルマガ等メディアでの共同通信杯予想は、ステイフーリッシュを本命にして外してしまいました。

走るステイゴールド産駒に見られる精神的にカリカリした面が出ているようで、今回の大幅馬体重減がその気性面から由来するものだとすると、一度休ませて成長を促す必要があると推測します。

 

今日はここまでです。

 

京都記念のレイデオロを考察します。

ここでは、京都記念で3着に敗れたレイデオロを考察してみたいと思います。

 

3着・レイデオロ

父キングカメハメハ、形相遺伝として影響が強いのは母父の母と診ています。

ちなみに本馬の母父であるシンボリクリスエスは、母父Gold Meridianを形相遺伝していると診ており、本馬とは遺伝深度が1代異なりますが、同じシアトルスルー系統を形相遺伝の系統としているという共通点があります。

ローテ的体力は料的遺伝6.25であり、激走後は中2週程度は必要。

 

前走JCではゲートを出て直ぐに挟まれるという不利に見舞われましたが、勝ち馬こそ捕えられませんでしたが、キタサンブラックを捕まえて2着と激走しました。その後は有馬記念を早い段階からスキップすると公表、春はドバイを目標にするというローテが組まれ、始動がこの京都記念となりました。

ダービー馬でありJC2着馬ということで、すっかり現役最強クラスを代表する一頭となり、京都記念ではドバイへ向けての勝ち方を見るような死角なしの大本命に押されていました。

 

現在の京都の芝コースは昨秋から引きずるダメージが残るタフな馬場状態。そこになんとレース前日から当日早朝頃まで雨が降り続く天候に見舞われ、更に馬場状態の悪化が進んでしまいました。当日の馬場発表は重であり、寒い気候で乾く見込みはありませんでした。

私はこの馬場状態は、本馬の形相遺伝から考えると、歓迎できる材料ではなくマイナス材料だと診ていました。

前出したように、同じ形相遺伝の系統を持つと診ている本馬の母父シンボリクリスエスは、現役時に重馬場となったJCで圧倒的1番人気に押されましたが、馬場にもがき苦しんで勝ち馬からは大差をつけられる3着に敗れています。

私はメルマガにおいて、メンバー中の能力は段違いも、馬場に苦しむ場面があると診て対抗評価に下げていました。

 

結果は皆さんご存知のとおり、道中折り合いを欠くような場面は少々有ったものの、直線を向いたところでは押し切り体制に入ったかと思われましたが、最後の伸びを欠きギリギリ3着確保が精一杯でした。

 

レース後の各方面の見解では、鞍上変更による折り合い面に理由を求めているようですが、私に言わせれば、単純に道悪が下手なだけです。

ここからドバイに直行と思われますが、この敗戦を受けて本馬に変に小細工するようなことはせずに、藤沢流で堂々と仕上げられたら良いと思います。今から道悪になるかどうかなんて分からないわけですから・・。

 

私はメルマガ等において本馬を対抗にして本命に評価したのはクリンチャーでした。

菊花賞の極悪馬場を克服した走りと、別馬かと思うような追い切りの動きで抜擢しました。馬場を味方につけた面は多分にありましたが、よく頑張った走りだったと思います。

そして私のメルマガ等での予想結果ですが、クリンチャーを本命にして馬連・三連複そして単勝を的中することが出来ました。

まだまだ寒い気候が続きますが、これから調子を上げていきたいと思います。

 

都合によりリンクを外していますが、メルマガ「血統ペース理論」でご検索願います。

今回はここまでです。

 

 






 

きさらぎ賞の勝ち馬を考察します。

ここでは、きさらぎ賞の勝ち馬を考察してみたいと思います。

 

きさらぎ賞

1着・サトノフェイバー

父ゼンノロブロイ、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父の隔世遺伝と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝1.50であり、激走後は中2か月以上は必要。

 

第58回を迎えた伝統のレースきさらぎ賞。以前はこのレースの1~3着馬からダービー馬やダービー連対馬を多く輩出する出世レースでしたが、ここ数年は翌週の共同通信杯が重用されるトレンドがあるようで、サトノダイヤモンドを除くと振るわない現状にあります。

勝ったサトノフェイバーは、新馬勝ちのキャリア1戦の身分で臨戦し、新馬同様に逃げ切り勝ちを収めました。どうやらきさらぎ賞の歴史の中で前走新馬からの勝利は初めてとのこと。ここまでこのレースも変化してきたのかなと思う結果でした。

10頭立ての少頭数だったことや、多くが新馬・未勝利勝ちからの臨戦だったという手薄なメンバーだったこともありますが、新馬もそうでしたが、無理せず速さの違いで先頭に立ち、折り合って気分よく走っていたという印象があります。最後は迫られましたが、デビュー2走目とは思えない走りでした。


 実はこのレース、私が提唱している「血統ペース理論」の観点から診ると、本馬が逃げることによって形相遺伝の系統から作り出す、テディ系統のペースに対応できる馬が有力馬に不在でした。これは本馬にとって大きなアドバンテージだったと思います。

2着のグローリーヴェイズは、サトノフェイバーと同じ「父サンデー系+母父ミスプロ系」という補助的な適合具合で対応できたに過ぎません。早めに取り付く鞍上の手腕も有ったでしょうが、補助的な適合でしたので交わし切るまでには至りませんでした。

 

本馬の形相遺伝の対象については、3代母の父の隔世遺伝からKautokeinoの父の父であるTanerkoではないかと診ています。

Tanerkoはフランスで活躍した馬で、3歳時には仏ダービー3着や凱旋門賞3着、古馬になってからはサンクルー大賞やガネー賞の連覇などがある17戦10勝の名馬です。種牡馬としても活躍し、RelkoなどのG1馬を輩出しています。

本馬が成馬になって血統が表出した後の距離適性は20~2500mが中心になるものと診ています。

 

これで春はクラシック戦線に参戦することとなりますが、春の京都は3歳クラシックが無く、今後の初コースの克服や逃げられなかった場合の対応など、期待と不安がセットになるかと思います。

それから、本馬はローテ的体力である料的遺伝が1.50と極端に少なく、一度激走した後は2か月以上放牧に出す必要があるくらいです。

きさらぎ賞は新馬戦から中3週で勝利しましたが、これはキャリア1戦しかしておらずお釣りが有って対応できたもの。しかし、今後は陣営による相当の工夫が必要であり、そう簡単にはいかないでしょう。

今後どういったローテが組まれるのか、本馬の成績に大きな影響を及ぼすでしょう。

 

今年の3歳馬のこれまでの重賞勝ち馬をざっと見ると、本馬の他にフロンティアやアーモンドアイなど、料的遺伝が不足している馬が多い印象があります。

 

さて、私のメルマガ等メディアでのきさらぎ賞予想は、サトノフェイバーを本命にして的中することが出来ました。立春を迎えてもまだまだ寒いですが、頑張って予想したいと思います。

都合によりリンクを外していますが、「血統ペース理論」でご検索願います。

 

今日はここまでです。

 

 

ギャラリー
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