競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2018年03月

高松宮記念の勝ち馬と1番人気馬を考察します

ここでは、高松宮記念の勝ち馬と1番人気馬を考察してみたいと思います。

 

高松宮記念

1着・ファインニードル

父アドマイヤムーン、形相遺伝として影響が強いのは母母の父と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、激走後は中6週程度は必要。

 

レースはネロと最内に入ったセイウンコウセイの同一馬主のどちらが逃げるのかと思って見ていましたが、ネロはダッシュがつかず、ダイアナヘイローがハナに並んでいく展開となりました。

中枠に入ったファインニードルは5~6番手につけると、鞍上の叱咤に応えて最後は先に抜け出したレッツゴードンキを差し切って初G1勝利となりました。

本馬の形相遺伝の対象と診ているロイヤルアカデミー2は、2~3歳時という短期間しか走りませんでしたが、ジュライC1着、BCマイル1着、愛2000ギニー2着など7戦4勝という成績の名馬でした。このことから、本馬の距離適性については12~マイルと診ています。(マイルの場合は後方待機からの差しに回った方が良いと思いますが・・)

私はメディア予想において「1400mでも対応できる要素が必要」と指摘した上で、1400m実績も中京実績も乏しい本馬を本命評価しましたが、それはこの形相遺伝を考慮したからでした。

これで顔ぶれが停滞しているこの路線において新しいG1馬が誕生しましたが、この後どこに向かうかがこの路線の番組の難しいところ。海外遠征が視野に入っているようですが、本馬の料的遺伝を考えると使い詰めは避けた方が良く、長期滞在を避けて短期滞在にするべきと思います。

 

それから、1番人気に押されながら8着に敗れたレッドファルクスについて、この路線の第一人者でありながら崩れてしまいましたが、その理由については、騎手や位置取りやペースといったことが各方面で挙げられているようです。

私の見解は、阪急杯での最後方に近いところから追い込んだ走りは、着順こそ3着ですが斤量やタイムから診て本馬にとっては激走であり、料的遺伝が4.00と乏しい本馬にとって中3週ではローテが厳しかったと診ています。

調教過程にしても一週前追い切りで舌を出し、更に最終追いきりでも舌を出していました。これまで本馬には見られなかったことですが、舌を出すのは集中していないか疲労蓄積のどちらかです。

これまでの調教で見せていた、弾むような力強い走りには見えなかったことから、やはり体力が戻り切っていなかったものと思います。最終追いは普段は南Dのところを今回は南Wで追い切ったのも、陣営が疲労蓄積に気が付いていて、南Dでは馬が走りすぎてしまうことを懸念したからでしょう。

私は本馬の評価を最後まで迷いましたが、この動きも含めてメディア予想では3番手評価までにしていました。

これで終わるような馬ではありませんので、しっかりケアをして春戦線で活躍してほしいと思います。

 

私の新しいコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」が始動しています。

平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から診断する内容となります。

どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を診断した内容をご提供するコンテンツです。

リンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

 

毎日杯の勝ち馬について考察します

ここでは、毎日杯の勝ち馬を考察してみたいと思います。

 

毎日杯

1着・ブラストワンピース

父ハービンジャーですが0遺伝化、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父

と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.00であり、激走後は中5週程度は必要。

 

レースはウォーターパルフェが逃げる展開となり、内の2番手につけた本馬が最後の直線で内ラチに激突するアクシデントがありましたが、ものともせずに力強く抜け出して危なげなく勝利しました。

本馬の形相遺伝の対象と診ている3代母の父El Gran Senorは、米国産ですが早くにアイルランドに渡り、2~3歳で通算8戦7勝した名馬です。

英2000ギニーを勝ったあたりまではスピードに富むタイプで距離延長が不安視されていましたが、英ダービーでは叩き合いを短頭差でSecretoに敗れましたが2着、愛ダービーではRainbow Questを差し切って勝利しています。この世代は、特に強豪が揃った最強世代と評価されており、1980年代欧州競馬を語る上で最重要と言える世代です。

本馬は3歳春シーズンに入って歯替わりの時期を迎えていますが、成馬へのスイッチが入って徐々に血統面が表出してくると、形相遺伝から距離適性は中~中長距離というタイプになると診ています。

 

なお、本馬の父ハービンジャーについては中島理論解釈から0遺伝となっており、本馬の母父キングカメハメハが代替父系統として浮き上がることとなります。

昨年3歳世代を中心に活躍した父ハービンジャーですが、今年の3歳世代は、ハービンジャーの遺伝活性値が大幅に変わることから注意が必要となります。

今年の3歳世代は、2月下旬頃を境にしてそれ以前に生まれているような産駒はハービンジャーの遺伝を強く受けていると考えられますが、それ以降に生まれているような産駒は遺伝活性値が乏しくなり、中島理論で言うところの0遺伝になると考えられます。本馬は4月生まれですのでハービンジャーは0遺伝と解釈されます。

よくハービンジャー産駒について「距離延長が得意で距離短縮は苦手」という指摘を目にします。

各メディアでの毎日杯の予想では、この特徴を理由に本馬の評価を下げていた予想を目にしましたが、本馬はハービンジャーが0遺伝で影響が乏しいことから、前走ゆりかもめ賞からの大幅距離短縮にも難なく対応してきたものと診ています。

 

今後は皐月賞をスキップしてダービー直行とのことですが、本馬の料的遺伝や形相遺伝から考えるとこれは賢明な選択だと思います。

毎日杯は1800mになって以降、昨年までの過去11回でレースが1分46秒台で決着した4回の勝ち馬のうち3頭はダービー馬か皐月賞馬になっています。残る1頭もダービーで12番人気ながら3着と好走しています。

本馬がダービーでダノンプレミアムなどの皐月賞組を相手にどのような走りをするのかとても興味があります。

 

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今日はここまでです。

 

 

スプリングSを振り返ります

ここでは、スプリングSを振り返ってみたいと思います。

 

スプリングS

1着・ステルヴィオ

父ロードカナロア、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝2.25であり、激走後は中2か月程度は必要。

 

勝ったステルヴィオは、陣営からも「マイルでは忙しい」という趣旨のコメントが出ていたように前2走では最後方からの競馬でしたが、距離を1F延ばした今回は馬群の中団のポジションを取ることできました。

レースでは3コーナー過ぎから動き出す小回り対応の動きを見せ、最後は上り最速の脚を繰り出して粘るエポカドーロを差し切るという強い内容でした。

本馬の形相遺伝は母と診ていますが、そのラルケットは現役時16~1800mに最も良績が有った馬でした。本馬とは違って逃げ脚質の馬でしたが、これは気性難を抱えていたことにより極端な脚質に成らざるを得なかったものと診ています。

一叩きされての次走皐月賞ではダノンプレミアムに次ぐ2番人気に押されると思いますが、唯一の不安材料は料的遺伝が2.25と乏しいこと。

本来は激走後は2か月ほど間隔を空ける必要があると診ていますが、今回の勝利は朝日杯FSから3か月の間隔を空けての勝利でしたので、皐月賞までの調整を軽めにすることによって充電の残りと合わせてギリギリ対応できるではないかと診ています。

陣営がG1ということで激しい調整をしてしまうと不安となってしまいますが、陣営は本馬をゆったりしたローテで使っていますので、恐らく使い減りするタイプということを分かっているのだろうと診ています。

 

2着に入ったエポカドーロは、内のコスモイグナーツを行かせて2番手からレースを進め、最後は先頭に立って押し切り体制に入ったものの、ゴール寸前勝ち馬に差し切られてしまいました。

未勝利勝ちとあすなろ賞はいずれも逃げての勝利でしたが、逃げ切るというよりは、押し切るという印象の強い内容でしたが、今回は2番手から押し切る自分の競馬をしましたが、勝ち馬が強かったという負けて強しの走りだったと思います。

本馬も出走権利を得たことで皐月賞に向かうと思いますが、期待が大きい一方で不安な材料もあります。この馬も料的遺伝が2.50と乏しく、激走後は十分なローテ間隔が必要となります。未勝利勝ち以降は中2週、中4週で使われており、皐月賞ではさすがにローテが厳しいのではないかと診ています。

また、今回ゴール寸前で差し切られており、この負け方はステルヴィオにコンプレックスが生じたと思われる負け方でしたので、再度対戦することとなる皐月賞ではこの馬のパフォーマンスができない可能性があります。

 

そして8着に終わったハッピーグリンについて、セントポーリア賞の強い勝ち方から穴人気していましたが、直線向いたところではいい感じだったものの、そのあとが伸びませんでした。

どうやら距離が長いとか荒れ馬場が向かないといったことが敗戦理由に挙げられているようですが、私の見解は異なります。

ハッピーグリンは札幌のコスモス賞において、最後の直線で先頭に立って押し切るかと思われたところをステルヴィオに差し切られて3着に敗れています。前出のエポカドーロでも触れたように、このような負け方をするとその馬に対してコンプレックスが生じてしまいます。

今回の走りをよく見ると、最後の直線で最初は良い脚でしたが、外にステルヴィオの姿が見えるようになった辺りから伸びなくなっていますので、コンプレックスによる凡走と診ています。

また、セントポーリア賞でも馬群の外に出してから落ち着いたように、気性面もこれからという部分が残っていると思います。

この後どこに向かうのか分かりませんが、本馬はローエングリンの産駒ですから、やはり芝馬だと思います。ホッカイドウ競馬在籍のままでいるよりは中央へ転厩した方が良いと思います。(その際は栗東よりは美浦の方が良いでしょう。)

 

 

3月からは私の新しいコンテンツが始動しております。

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今日はここまでです。

 

若葉Sを振り返ります。

ここでは、若葉Sを振り返ってみたいと思います。

 

若葉S

1着・アイトーン

父キングズベスト、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.00であり、激走後は中5週程度は必要。

 

勝ったアイトーンは前走の福寿草特別に続いて楽にハナに立つと、5F通過が60.4という平均ペースで進めてそのまま逃げ切り勝ちを収めました。

道中淡々と逃げ、最後はタニノフランケルに詰め寄られるシーンがありましたが、並ばれてから突き放す走りで波乱の立役者となりました。

このレース、実はアイトーンが逃げて作り出すノーザンダンサー系統のペースに対応できる出走馬が4頭と少なく、アイトーンが自分自身との戦いにさえ勝てれば逃げ残れるというメンバー構成でした。一見すると強い内容に見えますが、実は恵まれたという側面は否めないと思います。

ちなみに触れておきますが、本馬の形相遺伝である母の系統は、その父スペシャルウイークで考えるのですが、スペシャルウィークはその父サンデーサイレンスが0遺伝化していることにより、代替父系統としてその母父が浮き上がり、マルゼンスキー~ノーザンダンサー系統として考えるようになります。

 

2着に入ったダブルシャープは、父がダンチヒ系のベーカバドであり、また形相遺伝の対象が父であることから、アイトーンが逃げて作り出す血統ペースは適合しており、2着に差して来たのは当然と言える走りです。

ダブルシャープは昨秋に北海道から栗東へ転厩しています。一般的にこのような場合、磁場の影響が変わることから、人間でいえば時差ボケのような症状に陥る馬が多い傾向があります。

(この症状にならない馬もいます。また、馬ごとに症状に重い軽いの個体差はあります。)
 この症状に陥った場合、今回のケースですと解消には早くて半年程度要するとされていますので、今回の2着にしても、本来の走りであれば差し切って勝つことも考えられた内容だったのではないかと診ています。

 

そして5着に終わったG1馬タイムフライヤー。

単勝1.2倍というダントツ1番人気を背負いましたが、結果は最後に形作りような追い上げを見せただけの5着でした。

終始外々を回す走りによるコースロスや、本番を見据えて中途の仕上げといったことが敗戦理由に挙げられているようですが、私に言わせれば、①アイトーンが逃げて作り出す血統ペースが合わないこと、②母父ブライアンズタイムの影響で休み明けは走らない傾向があること、この2点が敗因です。

この後は皐月賞に向かうことになりますが、一叩きされて調整はしやすくなるでしょうが、今回同様にアイトーンが本番でも逃げるようだと苦戦を強いられることになるでしょう。

それにしてもG1馬が重賞ではなくOP特別から始動ということですが、関西馬が輸送を一回でも減らしたいと考えれば、今回のようなステップは今後尊重されるようになるものと思われます。

 

さて、このレースはメルマガやメディア等で予想はしていませんでしたが、前出で触れましたように、私の理論に基づいてアイトーンが逃げて作り出すペースに適合する4頭のボックスを個人的に購入していました。

調子も上がっておりますので、引き続き頑張りたいと思います。

 

今日はここまでです。

 

フィリーズレビューの勝ち馬について考察します

ここでは、フィリーズレビューの勝ち馬について考察してみたいと思います。

 

フィリーズレビュー

1着・リバティハイツ

父キングカメハメハ、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝6.00であり、激走後は中2週程度は必要。

 

レースは外枠に入ったラブカンプーがハナを取りに行ったことでハイペースとなり、中段に構えていた本馬がゴール前の混戦から抜け出しました。

本馬の形相遺伝の対象と診ている母ドバウィハイツは、2歳時からイギリスで走りましたが3歳時にアメリカへ移籍、3歳の終わりに移籍後初勝利し、4歳になると芝G1を2勝するなど活躍しました。

本馬は3歳春シーズンに入って歯替わりの時期を迎えていますが、成馬へのスイッチが入って徐々に血統面が表出してくると、母を形相遺伝していることから距離適性はマイル~2000mになると診ています。

形相遺伝の系統がシーキングザゴールド~ミスプロ系統であることから、力強いパワー差しのタイプと診ていますが、最後の混戦を力強く抜け出してきた走りにも少し表れていたと思います。

 

この後はもちろん桜花賞に進むと思いますが、本質的にエンジン点火に助走距離が必要なタイプと診ており、最後の直線が長い舞台になることは状況好転と思います。

本番では強い馬も出てきますが、本馬が直線の坂を利してどこまで迫れるか楽しみにしたいと思います。料的遺伝も豊富であり、陣営も中間ビシビシ渾身の仕上げをしても大丈夫でしょう。

 

私の予想段階での本馬への評価は、ラブカンプーが逃げて作り出すペースが適合することは分かっていましたが、未勝利勝ちのみであることから軽視してしまいました。前走500万下2着でしたが、その際の勝馬デルニエオールが今回3着しており、少々軽率だったかと反省しています。

そしてモルトアレグロを本命評価しましたが、ハイペースに自ら進んで加わって行き、結果耐え切れずに崩れてしまいました。

モルトアレグロの形相遺伝は父であることから、早晩ダート馬になると診ていますが、距離はマイルでは長いでしょう。

 

 

さて、3月からは私の新しいコンテンツが始動しております。

平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から診断する内容となります。

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今日はここまでです。

 

 

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