競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2019年06月

宝塚記念を振り返ります

ここでは、宝塚記念を振り返ってみたいと思います。

 

宝塚記念

1着・リスグラシュー

ハーツクライ、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.25であり、激走後は中週程度は必要。

 

今年も上半期の締めくくりとなる宝塚記念を迎えましたが、今年は例年とは大きく違う点がありました。それは、西日本地方がまだ梅雨入りしていないという異例の気候ということです。

6月下旬に施行時期が移設されたのが2000年ですが、梅雨真っ只中という季節に移行してからは、それまでの堅い決着から一変して荒れる決着が多くなりました。

これはやはり、梅雨時の開催ということで宝塚記念当日が良発表であっても、基本的に馬場が荒れていることが影響していると診ています。

しかし、今年は梅雨入りしていないことにより馬場状態が例年よりも良く、内が少々軟らかく見えましたが、今年の決着タイムは2000年の移設以降では2番目の好タイムとなりました。

勝った本馬は大外枠から意表を突く先行策に出て、逃げるキセキを2番手から大名マークして最後は3馬身差をつける圧勝劇でした。

 

本馬の形相遺伝の対象であるリリサイドは、現役時は仏伊で11戦5勝という成績であり、重賞勝利はなくマイルのリステッド戦の勝利があるだけです。

しかし、リリサイドの最大の競争実績と言えるのは、仏1000ギニーの1位入線と言えます。レースでは2度の斜行を犯してしまい、1時間を超える審議の末に6着降着処分となりG1勝利を逃しています。

このリリサイドの降着により繰り上がりG1馬となった Special Dutyという馬は、その前走英1000ギニーでも1位入線馬の降着処分により繰り上がりでG1馬となっており、リリサイドと言えば、私の中ではこのラッキーな馬がセットで思い出されます。

 

ハーツクライ産駒の一般的なイメージからは想像しにくい本馬の今回の走りでしたが、これを可能にしたのは、形相遺伝対象の母リリサイドの系統であるネイティヴダンサー系の血と言えます。

ネイティヴダンサー系と言っても様々なキャラクターがありますが、American Post~ Bering Arctic Tern~ Sea-Birdと辿るこの系統はパワーを有する系統であり、小回り急坂コースにも対応可能な系統です。

この系統と言えば、キタサンブラックが引退レースを飾った有馬記念において、牡馬相手に2着に食い込んだクイーンズリングの形相遺伝系統であり、正にこの Bering~  Arctic Tern~ Sea-Birdの系統です。当時配信したメルマガにおいて、隠れ中山巧者として究極の穴馬として評価したことを思い出します。

本馬が香港の洋芝にも難無く対応できているのはこの系統のパワーに由来するものと診ており、牡馬相手にも怯まないパワーを備えて今回の激走を見抜くことができたことは、この系統への着眼も良かったものと自負しております。

 

そして本馬について、真の距離適性はどこにあるのかという議論があるようです。

本馬の形相遺伝対象のリリサイドはマイル中心の戦績のみであり、長距離での戦績はありません。そこで更にリリサイドの形相遺伝背景について調べてみると、リリサイドの母母の父である Lyphardを形相遺伝対象に持つことがわかります。

Lyphardは血統に詳しくない方でも知っているぐらいの知名度がある馬ですが、ムーランドロンシャン賞やジャックルマロワ賞といったマイルG1の勝利がある一方、2100m戦での勝利もあります。

更にこの Lyphardを調べると、12F戦のレイディーズHの勝利がある Goofedに辿り着きます。

このように形相遺伝対象を遡って診てみると、本馬の距離適性については、マイルから2400m程度の幅広い距離を守備範囲とするタイプであることがわかり、昨年前半はマイル路線で良績を挙げ、昨秋以降は中~中長距離路線で良績を挙げていることを裏付ける血統背景と言えます。

 

本馬のような幅広い距離適性を持つ馬というのは、形相遺伝背景を調べていると時折見られるものですが、JRAのレース体系が整備されるに伴って育成調教過程も整備され、本来の距離適性を狭めてレースを使われたり、安易な血統解釈が蔓延して馬にとって本来とは異なるカテゴリーを走らされたりしていると感じます。

近代競馬においては、所謂オールラウンダーという言葉は、死語になっていると言えるでしょう。

そのような中で、本馬の今回の勝利は、馬一頭一頭が持つ血統の奥行きを改めて見直す格好の契機になってほしいと願うところです。

 現在種牡馬となっているローエングリンは、その血統構成からは2400m程度を最も得意とするタイプなのですが、現役時にはマイル戦を中心に走っていたことは皆さんもご記憶のことでしょう。気性面の影響が大きかった記憶がありますが、このように環境により馬も本来の姿とは違ってしまうものです。

 

 本馬は今回牡馬相手にG1を勝利しましたが、今後は海外を視野に入れているようです。米国遠征や豪州遠征が挙げられているようですが、まずは休養を挟んでじっくり参戦行程を検討してほしいと思います。

 動物全般的に環境の変化に強いのはオスよりもメスと言われていますが、海外遠征時には磁場変動の影響をよく考慮して遠征するべきと考えます。

 

 

 今回の宝塚記念については、「競馬最強の法則7月号」誌に私、MASAによる宝塚記念の早出し展望・見解が2ページに渡って掲載されておりました。

 血統ペース的な観点からは、メイショウテッコンが参戦しなかったことから大穴候補が機能しませんでしたが、前回のブログで記事の補足をしておりました「牝馬の活躍」については、的を得ていたものと考えております。

 今回の牡馬はサンデー系が8頭、キンカメ系が2頭、その他1頭という血が偏ったメンバー構成でした。

 現在の馬の生産状況はサンデー系が圧倒しており、それに次ぐのがキンカメ系でこれを反映しているような構成でした。

 これまでもこのブログで度々述べてきましたが、特定の血に偏ってその血が溢れかえっている状況では、その血を父系統に持つ牡馬は古馬になると闘争本能を失ってしまいます。

 現在の日本競馬において3冠牝馬アーモンドアイが現役最強馬の称号を欲しいままにしているのは、個体能力の高さは勿論ですが、男どもが揃って不甲斐ない状況がアシストしていると言えます。

 今回本馬が勝利したことは、基本的に牡馬と互角に戦える能力があることが前提となっていますが、強い女性が不甲斐ない男どもを一蹴したという構図になるでしょう。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週は宝塚記念を予想評価しましたが、競馬最強の法則誌の内容のとおり、リスグラシューを本命評価、キセキを繰り上げて対抗評価としておりました。

そして、前出のとおり西日本が梅雨入りしていない異例の気候であり、例年の馬場悪化状態ではないことから、最強の法則誌の見解を変更して3番手争いとしてレイデオロとスワーヴリチャードを評価し、4頭立てのレースと診ておりました。読者様の一定のお役に立てたものと考えております。

これで春の中央開催が終了し、いよいよローカル開催へ移って本格的な夏競馬に入りますが、引き続き頑張って分析及び予想していきたいと考えております。

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今日はここまでです。

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お知らせと補足 & 週末の大事件から一考察

ここでは、まずはお知らせと補足、そして、競馬会を震撼させた事件から思ったことについて触れたいと思います。

なお、本来であれば、ユニコーンSか函館SSの重賞勝ち馬の血統考察をするところですが、今回は諸事情により血統考察はお休みします

特にユニコーンSについては、私のメルマガ読者様であれば、その諸事情についてはご理解いただけるものと考えております。

 

 

それではまず始めに、お知らせがございます。

 

今月1日発売の「競馬最強の法則月号」誌に、私、MASAによる宝塚記念の早出し展望・見解が2ページに渡って掲載されました。

内容については、担当ライター氏に取材を受ける形式で、文章は担当ライター氏に作成いただきました。

その後登録馬が発表になり、13頭の登録という少頭数となることがわかって拍子抜けしてしまいましたが、登録には名前が無い馬についても重い評価で触れておりましたが、掲載内容についてはご理解いただきたいと思います。

 

ここで掲載内容の若干の補足をしますが、過去の宝塚記念において、一定の条件を満たす牝馬の好走率が高いことについて触れ、世界中で牝馬が活躍していることについても触れておりました。

 

欧州では、凱旋門賞において一昨年は牝馬 Enableが勝利し、そして昨年は Enableの連覇達成と牝馬のワンツーとなっており、更にそれ以前からの結果も含め、近年の凱旋門賞は「牝馬のレース」と揶揄されるような状況に拍車がかかっています。

欧州では Galileoの血が幅を利かせており、凱旋門賞にも毎年大挙して参戦してくることでも知られていますが、そもそも Galileoはその Sadler's Wellsの0遺伝交配であることから、Sadler's Wellsの血をリセットする効果をもたらす優秀な種牡馬でありますが、初年度からG1馬を輩出し、現在は種牡馬14年目を迎えて孫産駒まで広がりを見せる現状は、Sadler's Wellsを超えて今度は自身の血が溢れかえっている状況にあると診ています。

このような状況では、この系統の牡馬が欧州競馬総決算というビッグレースで闘争本能を示すことは難しくなり、牡馬と互角に渡り合える牝馬の活躍を許している状況にあります。

昨年の欧州では、Study of Manが仏ダービーを勝利するなど、ディープ産駒が話題になりましたが、欧州のホースマンが新しい血を求めてディープに触手を伸ばしてきたのは明白です。

 

オセアニアに目を転ずれば、こちらはデインヒルの血が溢れかえっている状況となっており、この系統の牡馬は闘争本能が欠落してしまい、セン馬にすることで競争能力を復元していますが、牝馬 Winxの33連勝を含む43戦37勝という怪物的な活躍を許す状況にありました。

近年のオセアニアでは日本馬の移籍が目立つようになりましたが、オセアニアのホースマンが新しい血を求めてサンデー系に触手を伸ばしてきたのは明白でしょう。

 

そして日本の状況は、これまでもこのブログで度々述べてきましたが、サンデー系の血が溢れかえっている状況にあり、牡馬は闘争本能を失い、3冠牝馬アーモンドアイが現役最強馬の称号を欲しいままにしています。

今春の古馬レースでは、「サンデー牡馬だらけの大運動会」のようなメンバー構図も散見され、ディープ産駒の牡馬がG1を勝利することもありましたが、このような現象が起きるのは、それだけ血が溢れかえっていることの裏返しでもあります。

 

このようなことから、繁殖シーズンの末期に行われる宝塚記念では、近年牝馬が出走頭数割合から診て良績を挙げており、私は記事のとおりの馬を本命評価するに至りました。

以上のような内容を担当ライター氏には説明しておりましたが、2ページには収まり切れず割愛となっていることから、ここで補足いたします。

 

それから、記事中メイショウテッコンについて触れておりましたが、形相遺伝対象について Lemon Drop Kidとありますが、正しくは Lemon Drop Kidのマッシモ遺伝を経由して Admiral Drakeを形相遺伝対象としています。

このブログでも、以前メイショウテッコンについて触れた際に解説しておりましたので、補足修正いたします。

 

ということで、血統ペースを作り出すレース展開の想定が崩れてしまい、予想は改めてやり直すこととなりますが、私の最終結論はメルマガ配信にて公開いたします。

 

 

 

次に、私も驚きましたが、先週末の大事件について触れたいと思います。

 

禁止薬物が検出されたサプリを使用した可能性が排除できない出走馬について競争除外となり、その数は3場で156頭という前代未聞の事件が発生しました。

事件概要についてはメディア既報のとおりであり、メディア同内容を再掲載はしませんが、「禁止薬物の検査をすり抜けた製品から禁止薬物が検出される」ということがどういうことなのか、と考えてしまいます。

ということは、禁止薬物とされる興奮剤や気管拡張剤、筋肉増強剤などが、常にその周囲に取り巻いていて、実は背中合わせの状況にあることを示しているのではないでしょうか。

現状の検査体制が全袋検査なのかサンプル検査なのかはわかりませんが、検査体制の徹底は言うまでもなく、そもそも禁止薬物など製造過程に必要無いわけですから、製造過程の管理徹底が求められるところです。

 

そして私が改めて感じたのは、競走馬のサプリメントの使用についてです。

競走馬は一般的に飼い葉といわれる飼料を食べています。

JRA競馬用語辞典によると、「飼葉とは競走馬の食糧のことで、濃厚飼料、粗飼料、添加物に分けられる。 濃厚飼料は穀類(日本では主にエン麦)、穀類副作物(ぬか類)、マメ類、油粕〔あぶらかす〕類など。 粗飼料は、各種牧草の乾草もしくは青草、添加物としてはカルシュウムやビタミン剤などがあげられる。 飼葉はこれらの素材を組み合わせて混合飼料として用いる。」とあります。

 

今回の対象となったグリーンカルは、競馬の世界では古くから使用されてきたカルシウム剤です。厩舎関係者のコメントにも、「カルシウムが最初から配合されている飼い葉もあるけれど、グリーンカルはサプリというよりも塩や醤油と同じで、普通に常備しているもの」という趣旨の証言があり日常的に使用されていたことがわかります

 

一般的に馬は草食動物と言われますが、草を食べているだけでは生命維持できず、タンパク質を摂取する必要があります。その為、牧草(草と牧草は異なります)や穀類、イモ類、豆類などを摂取する必要があります。

しかし、前出の用語解説でもわかるように、所謂サプリメントとされる内容物は添加物であり、飼料とは別の括りとして扱われています。

このサプリなどの添加物は、馬にとっては本来摂取しなくても生命維持できるものであり、添加物を摂取することは、馬の体の中では余計なものが入ってきていることとなります。そして、これを消化吸収するには、馬の体に相当の負担が掛かっているものと考えられます。

 

競争馬の疾病には様々ありますが、競争馬の3代疾病の一つとされる肺出血及び鼻出血については、競争除外を伴うので皆さんも良く認識されていると思います。

JRAの獣医師の話に因れば、肺出血を起こす原因については、栄養価が高い飼い葉の摂取による血圧の変動が指摘されています。そこに、運動によって心臓からの血液量が急増することで、毛細血管が破綻し出血に繋がるというものです。

競馬で勝つために、より速く走るために、要求されるレベルが高くなっており、調教もハードになっていることは明確ですし、飼い葉も以前より高タンパク、高カロリーを摂取するようなものになっており、飼い葉に添加物が配合されている上に、更にサプリをグリーンカルの他にも多種多様に摂取しています。

このような競走馬を取り巻く環境が、運動誘発性の肺出血及び鼻出血を発症する競争馬の増加と関わりがあると指摘しています。

この指摘は、競馬のレベルアップに伴い要求レベルが多岐に渡り、また高度になっていることにより、競争馬が悲鳴を挙げているということになります。

牝馬ながら日本ダービーを制したウォッカは、鼻出血の持病を抱えながら競争生活を送り、鼻出血が理由で引退となったことは皆さんも良くご記憶のことでしょう。

 

現在の競馬は外厩で仕上げることが王道になっており、レースの前哨戦を使わず、本番一発ポン使いが目立っています。

私が度々触れている、料的遺伝が不足しているタイプであれば、そのような使い方が向いていますが、そうではないタイプも外厩ポン使いするような傾向があり、勝利の王道になりつつありますが、これまで触れてきたような、高カロリー・高サプリ依存により、競争馬の体への負担が大きいことも影響しているのではないでしょうか。

個別の馬名を挙げることは控えますが、一度の激走による負担が大きいことの現れとして、レース後に熱中症のような症状を訴える馬が増えているように感じます。

このようなことではコンスタントにレースを使えるはずがなく、一回使われるごとに放牧も当然と言えます。最近、有力馬があまりレースを使わない傾向にあるのは、このような背景もあるものと推測します。

 

皆さんは競争馬にも結石があることをご存知でしょうか。

そうです。人間で言うところの腎臓結石や尿路結石のことです。大変な激痛に襲われる病気ですが、何を隠そう私はこの尿路結石を5回も経験しています。初めて襲われた際は、あまりの痛みに冗談ではなく本当に死を覚悟しました。それほどの激痛に襲われました。

競争馬の症例論文によると、人間とは体の造りが違うことから膀胱内にできやすいそうですが、ピンポン玉程度の大きさの結石が摘出され、その主成分は炭酸カルシウムだったとのこと。

人間の場合は、何が主成分となって結石が形成されるかは個人差がありますが、基本となる成分はいずれにしてもカルシウムです。

この症例論文の主成分は炭酸カルシウムでしたが、今回のグリーンカルは、炭酸カルシウムやリン酸カルシウムが主成分となっているサプリです・・。

 

日本人は食生活が欧米化したことにより、所謂生活習慣病が増加し国民病となっていますが、競走馬も本来の消化吸収能力を超える高カロリー・高サプリ依存化は、少なからず体調に影響を与えているものと診ます。

今回の大事件により、私は改めて現在の競争馬を取り巻く様々な環境が、果たして競争馬にとって幸せなことなのか、ということを改めて考えさせられました。

 

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週はユニコーンSと函館SSを予想評価しました。

ユニコーンSでは2番人気2着デュープロセスを本命評価、勝ったワイドファラオは単穴評価、6番人気3着ダンツキャッスルはヒモ穴評価とし、1番人気デアフルーグは血統ペースが合わないと診て無印評価としておりました。

そして問題の函館SSは13頭立てのはずが6頭除外となり7頭立て。想定逃げ馬を立てることも難しくなり、2番人気2着アスターペガサスを本命評価としましたが、勝ち馬の逃げは全く想定できませんでした。

5月から令和の競馬が始まりましたが、本当に落ち着きません。雹の中止やG1での降着、荒れまくるG1戦線に今回の大事件・・次は何かと不安になってしまいます。

そんな中央競馬も、今週末は前半戦締めくくりの宝塚記念を迎えます。

小頭数のレースとなりますが、順当に収まるのか、それとも波乱の結末か、しっかり見定めて予想評価してまいりたいと考えております。

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今日はここまでです。

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マーメイドSなどを振り返ります

ここでは、まずマーメイドSを振り返り、そして折角の機会ですので、日本馬の参戦があったベルモントSについて少々触れてみたいと思います。

 

マーメイドS

1着・サラス

父オルフェーヴル、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝4.25であり、激走後は中4週程度は必要。

 

このレースはハンデ戦になった2006年以降、頭数は揃うようになりましたが、その大半は条件クラスの馬で占められ、しかも入梅時期と重なることで良発表でも馬場が荒れており、馬券も荒れるという穴党垂涎のレースとなっています。

このレースの語り草となっている2008年の勝ち馬トーホウシャインは、前走1000万条件で大敗していましたが、雨中の重馬場が良かったか12頭立て最低人気で快勝しており、単勝は万馬券でした。

今年は、東日本が梅雨入りして西日本がまだ梅雨入りしていない、という異例の気候の中、例年の梅雨時期の馬場ではなく良馬場で行われた影響もあり、5F59秒8と牝馬のこの距離のレースとしては、想像以上にアメリカンなタイトな流れになりました。

それは、上位入着馬の血統構成と位置取りを診れば一目瞭然です。

勝った本馬は、内枠からスタート直後に両側から挟まれるという不利がありましたが、最後方から最後の直線では突き抜けて見せました。

それにしても今年も前走パールS組がその際の着順に関係なく好走し、相性の良さを感じます。

 

本馬の形相遺伝対象と診ている母ララアは、米国で8戦4勝の成績で芝・ダート・AWと使われ、芝とAWでの勝利があり、2歳G1ハリウッドスターレットSの勝利があります。

そして3歳春に早々に現役生活を終えると、繁殖として直ちに本邦輸入され、本馬は5連産目の5番仔となります。繁殖実績からも、サンデー系種牡馬の受け皿として輸入されていることが分かります。

母ララアの競争成績は仔馬時代で終了していることから、更に母ララアについて調べてみると、母母 Cherokee Crossingを経て本邦輸入されたプライズクロッシングを経由して、その母父 Crozierに辿り着くことが分かります。

この Crozierは現役時米国で34戦10勝の成績があり、サンタアニタHやサンベルナルディノHなどの勝利や、ケンタッキーダービー接戦の2着などがあります。

本馬は、格上挑戦だった日経新春杯で逃げるアイトーンを2番手から突いて、この距離としては超ハイペースを演出していましたが、このような形相遺伝背景からは、本馬の競争成績どおりとなりますが、距離適性は2000mが最も良く、その前後をカバーするタイプと診ています。

 

このレースを私が提唱している血統ペース的に診てみると、血統ペースを作り出した逃げ馬アドラータは、父オルフェーヴル、母父 Galileo、そして形相遺伝対象は母母 Sudden Hopeという血統構成となります。

このことから、このレースで作り出された血統ペースは、形相遺伝からNever Bend系統、そして、補完的に父サンデー系+母父 Mr.Prospector系統の組み合わせ、ということになります。

なお、以前にこのブログでも触れましたが、Galileoはその父 Sadler's Wellsが中島理論における0遺伝交配となっていることから影響が乏しくなっており、代替父系統として母父の Miswaki~ Mr.Prospector系統化している血となります。

 

そして、上位組の父と母父の組み合わせを見てみると・・

     1着 父サンデー系、母父 Seattle Slew系

     2着 父サンデー系、母父 Mr.Prospector系

     3着 父サンデー系、母父 Mr.Prospector系

     4着 父サンデー系、母父 Mr.Prospector系

 

となっており、父サンデー系、そして母父 Mr.Prospector系統、及びそれと親和性が強い Seattle Slew系統の組み合わせが独占していることがわかり、逃げ馬アドラータが作り出した、父+母父の組み合わせに由来する血統ペースが機能していたレースと言えます。 

 

私はこのレース、メルマガ「重賞分析極秘ファイル」にて配信した予想は、1~4着馬及び下位に終わったウスベニノキミを評価対象とし、逃げ馬はローテが厳しいと診て消し評価、合計5頭立てのレースと診ておりました。

そして、本命評価をセンテリュオとし、以下対抗レッドランディーニ、3番手スカーレットカラー、4番手サラス、最後にウスベニノキミと評価しておりました。

相変わらず本命を取り違うセンスの無さを感じておりますが、5頭立てまで絞ることができ、その上で1~4着を評価対象にしていたことは、一定の評価ができるものと考えております。

 

本馬の形相遺伝対象である母ララアの父 Tapitは、米国ベルモントSで毎年3着以内を輩出している系統ですが、この血が勝利したということは、5F59秒8と牝馬のこの距離のレースとしては、想像以上にアメリカンなタイトな流れになったということになるでしょう。

 

 

さて、それではその Tapitの血が毎年好走を続けるベルモントSについて少々触れることにします。

今年は日本からマスターフェンサーが参戦ということで、海外馬券発売もあり、少頭数となりましたが日本でも盛り上がりがあったと思います。

このベルモントSについて、血統ペースの観点から診ることにします。(馬券発売に伴い出走馬名はカナ表記します。)

血統ペースを作り出す逃げ馬ジョービアは、父シャンハイボビー、母父 War Front、形相遺伝の系統は3代母 Special Broadを経由して Hay Patcherという血統構成となります。

このことから、このレースで作り出された血統ペースは、形相遺伝から Ribot系統、そして、補完的に父+母父ともに Northern Dancer系統の組み合わせ、ということになります。

 

そして、上位組の父と形相遺伝対象を見てみると・・

     1着 父 Northern Dancer系、形相遺伝 Roberto系

     2着 父 Seattle Slew系、  形相遺伝 Seattle Slew系

     3着 逃げ馬(前出のとおり)

     4着 父 Roberto系、    形相遺伝 Roberto系

 

となっています。逃げ馬の他に父+母父が同じ組み合わせは無く、形相遺伝対象を中心に診ることになりますが、1着サーウィンストンは、形相遺伝対象が Roberto系、父 Northern Dancer系という組み合わせであり、逃げ馬と形相遺伝対象は親和性がある系統であり、父は同じ系統ということで、逃げ馬と相似の血統構成と解釈することができます。

ちなみにサーウィンストンの形相遺伝対象は母ですが、その父 Afleet Alexはその父 Northern Afleetが中島理論における0遺伝交配となっていることから影響が乏しくなっており、代替父系統として母父ホークスター~ Roberto系統化している血となります。

今回のメンバーを見ると、逃げ馬が作り出す形相遺伝系統である Ribot系統の血統ペースに適合できる存在が、1着サーウィンストンの他に4着のタックスしかおらず、

逃げ馬と父系統+形相遺伝系統まで合致しているサーウィンストンが最も血統ペースの適合具合が良い存在となり、私は勝ち負け筆頭の存在と診ていましたが、そのとおりの結果になったと診ています。

 

実績的に抜けていて人気になった1番人気タシトゥスについて、今回のメンバー中では力が抜けている存在であることを見せたと思います。

ケンタッキーダービーでは血統ペースが適合していませんでしたが、レースでは後方から差を詰め、前とは差がありましたが4位入線していました。

このような走りができるということは、基本的な能力が高い馬であることを示しており、血統ペースを活用した能力判定方法と言えます。

血統ペースが適合している8番人気サーウィンストン、同じく5番人気タックス、そして最低人気の逃げ馬ジョービアの3頭、ケンタッキーダービーに続いてとんでもない結果で決まるのかと観戦していましたが、メンバー構成が少頭数となり手薄になったことと、この舞台で高い適性を示している Tapitの血がアシストとなって2着確保につながったと診ますが、それでも前走OP勝ちしたばかりの最低人気ジョービアを交わすのが一杯でした。

そして前出の血統ペース適合の人気薄3頭については、1、3、4着と人気を覆して好走したと診ます。観戦していて十分に楽しめました。

 

最後にマスターフェンサーについて、父系統も形相遺伝系統も適合しておらず、それでも最後に追い上げを見せましたが5着に終わりました。ケンタッキーダービーでも最後方から追い込んで6着でしたが、この時は血統ペースが適合していました。

やはり父ジャスタウエイの走行ベクトルからは、道中の位置取りはどうしてもこのようになるのでしょう。

今回の陣営の挑戦はナイストライだったと診ますが、3歳春という歯替わりを伴う最もデリケートな成長期に海外遠征したダメージが懸念されるところです。

3月ドバイミーティングのUAEダービーに日本馬は毎年のように参戦していますが、参戦した馬たちのその後がどうなっていることか皆さんもご存知でしょう。

米国3冠レース参戦の先輩に Tapit産駒のラニがいますが、UAEダービーを勝利し、米国3冠レース皆勤賞を果たしましたが、その後はその勲章とは裏腹にOP特別3着が最高で冴えませんでした。マスターフェンサーの今後が気になります。

 

私はこのレースの予想について、メディアでは一切公開していませんでした。

公開するとすれば netkeibaの海外予想になりますが、諸般の大人の事情により、昨年の香港国際競争以降は休止しておりますのでご承知おき願います。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週はマーメイドSの他にエプソムCを予想評価しましたが、5番人気1着レイエンダを対抗評価、7番人気2着サラキアを特選穴馬に評価し、思い切って8番人気カラビナを本命評価しておりました。こちらも本命馬を取り違えましたが、1~3着馬は評価対象としており、読者様の一定のお役に立てたものと考えております。

今年は九州南部の次に東日本が梅雨入りするという異例の年だそうで、馬場読みも難しくなっておりますが、引き続き頑張って評価予想してまいりたいと考えております。

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今日はここまでです。

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安田記念を振り返ります

ここでは、安田記念を振り返ってみたいと思います。

 

安田記念

1着・インディチャンプ

父ステイゴールド、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝6.25であり、激走後は中2週程度は必要。

 

今年のこのレースは、最強牝馬アーモンドアイが凱旋門賞を回避したことにより参戦したことで注目が集まりました。

おそらく、香港最強マイラーのビューティージェネレーションは、アーモンドアイの参戦により安田記念を回避したものと思われます。

3月のドバイミーティングでも、アーモンドアイの参戦によりドバイターフを回避したようで、この2頭の対戦を見たいものです。

そして、アーモンドアイとダノンプレミアムが2強として評価されていましたが、揃って外枠に入り、発馬直後の不利を受けてしまいました。

 

レースはアエロリットが前走の反省を活かしたか、前走よりゆったりしたペースで逃げ、昨年同様に良い粘りを見せましたが、今年も差されて2着でした。

勝った本馬は前からは離れていましたが、位置取り的には4~5番手という絶好位を確保して鋭い脚を繰り出し、この春恒例のレースレコードで勝利しています。

発馬直後はグァンチャーレがハナに立つ勢いでしたが、内のアエロリットが出てくるのを待って2番手に入りましたが、私が提唱する「血統ペース」の観点からは、仮にそのままグァンチャーレがハナに立つ展開だったら、マイラーズCの際も考察しましたが、本馬にとってペースが合わない展開となり、今回のような激走は難しかったと診ています。その意味では、今回の勝利はラッキーな側面もあると診ています。

 

そして相変わらず高速リンクでのレースとなりましたが、本馬はピッチ走法であり、一般的には広いコースは不向きとされていますが、今の高速リンクでは、瞬間的に動けて素早くトップスピードに入れることが利点になるのでしょう。高速リンクでスピードに乗ってしまえば、ピッチ走法でも負荷が少なく対応できてしまうことを確認できました。

それに対するストライド走法は、一般的には広いコースが向くのですが、トップスピードに乗るのに時間がかかり、立ち後れてしまうことが良くないのでしょう。

 

 

さて、本馬の形相遺伝の対象と診ている母ウィルパワーは、その走りをご記憶のある方もいらっしゃるかと思いますが、17戦4勝の成績があり、短距離路線で逃げ先行脚質で芝ダートの両方で勝利があります。

これでは本馬の走りとイメージが離れていることから、このウィルパワーを更に調べてみると、その母母 What a Realityを経由して更にその母母 Solabar に辿り着く形相遺伝背景を持つことが分かります。

この Solabarは、米国で19戦4勝で当時マイル戦で行われていたアーリントンメイトロンH2着などがあり、決して短距離型ではありません。

ウィルパワーは、母トキオリアリティーが米国型快速馬 Meadowlakeを父に持つことから、スピード質の走行ベクトルを母及び母父から受け、本来はマイラーのはずが短距離型になっていると診ることができます。

このような背景を見ると、本馬も短距離型に出てもよさそうに見えますが、母ウィルパワーから更に一世代進んだことにより、米国型快速馬 Meadowlakeが本馬の走行ベクトルへ与える直接的な影響から離れ、ウィルパワーが本来持っていたマイルの距離適性が呼び戻された配合と診ることができます。

巷では、本馬は父ステイゴールドであることから、父と母の距離適性の間を取ってマイラーになっていると言われているようですが、決してその様なダビスタ的な発想ではなく、前出のような考察からマイラーに出ていることをご理解願います。

 

 

そして本馬の牝系は、「トキオリアリティー牝系」とも言われるほど良駒を輩出する牝系として知られています。

牝系として扱うには世代が浅いものの、本馬の他にリアルインパクト、ネオリアリズムと3頭のG1馬を輩出し、スプリンターズS3着があるアイルラヴァゲインもこの牝系の出身であり、OP勝ち馬も数々輩出しています。

これはスタッドブックを調べると分かることですが、トキオリアリティー牝系の繁殖牝馬は、種付日から算出される出産予定日と実際の出産日に差が少ないことが多く、一般的な傾向として、出産予定日から10日前後程遅れて出産することが多い傾向から診ると、良い仔出しをする牝系と診ることができます。

本馬の母ウィルパワーは、今年の出産を含めて6頭出産していますが、出産予定日どおり出産した産駒は2頭、一日違いが2頭と仔出しが良いと診ることができます。本馬と現3歳のアウィルアウェイは、いずれも一日違いの産駒となります。

一つの牝系として括るには、まだ世代が浅いように見えますが、このような傾向が良駒を輩出する背景にあるものと診ています。

ちなみにこの牝系からは離れますが、最強牝馬アーモンドアイは予定日同日の出産、ダービー馬ロジャーバローズは一日違いとなっています。

 

産駒が走るかどうかを繁殖の観点から診る場合、種付日に繁殖牝馬が発情を伴う期間に入っていること、種付日のサイクルが良いサイクル上にあること、そして今回触れた出産予定日から実際の出産日の差が少ないこと、などが目安になると思います。

今年もダービーが終わり、POGや一口馬主シーズンを迎え、中にはセールに参加されるという方もいらっしゃるかと思いますが、馬を選ぶ際の一つの参考になるかと思います。

 

 

それから、私のメルマガ「重賞分析極秘ファイル」の読者様向けの内容となりますが、このトキオリアリティーを起点とする牝系についてですが、私は「ある特殊な背景」を抱えている牝系と診ておりました。

今回安田記念について予想した中でこの仮説推論について触れておりましたが、今回のレース結果を踏まえて、私の仮説推論が的を得ている内容であったことをご理解いただけたものと考えております。

大変申し訳ございませんが、この特殊な内容については、特殊な上に馬券予想に直結する内容であることから、このブログでは公開できません。何卒ご理解願います。

 

その私のメルマガ「重賞分析極秘ファイル」にて安田記念を予想しましたが、私は本馬を対抗評価としておりました。

本馬は内枠に入ったことが大きく、現在の高速リンク状態の馬場を考えると先行・内枠勢が有利であり、2強は外枠に揃って入ったことが不利に働くと診たからですが、本馬が好走したことは良かったのですが、本命に評価した9番人気フィアーノロマーノが冴えませんでした。

容易に2~3番手が取れ、先行抜け出しができると診たのですが、ゲートは出たものの進んで行かず、巨漢馬を御するのはやはり大変であることを見たと思います。

 

 

それから2強の両馬ですが、ゲートを出てすぐ不利を受けて後方からとなったのは、現在の馬場を考えれば致命傷となりました。

アーモンドアイが鋭く追い込んできたのは流石ですが、ダノンプレミアムは最下位入線後に下馬、どうやら大事には至っていないようで安堵です。

 その問題の不利ですが、大外に入ったロジクライがゲートを出てすぐに内側に逃避しています。JRAの採決パトロールにも逃避とあります。

このパトロールを何度も見ましたが、鞍上は内に切れ込むような斜行操舵をしていないように見え、馬自身の動作に見えます。

馬は臆病な動物ですので、ちょっとしたことで驚き暴れたりするものですが、パトロールを何度も見るうちに、発馬後すぐに係員の一人がゲートの後ろをダッシュしている光景が映っています。

馬の視野は330度あるとされ、このダッシュが視野に入っているとすれば、ロジクライの逃避はこの係員のダッシュの方向と同じであり、これに驚いたことが逃避の要因になっているのでは、と想像できます。

現地で大きな物音や鳥の飛来などがあった可能性もあることから一概には言えませんが、パトロールからは要因の一つとして考えられるでしょう。

 

それにしても、G1レースでこの鞍上が外枠から斜行と言えば、私はメジロマックイーンの天皇賞秋を思い出してしまいます。

今回はその際とは事象の性格が異なるからか、騎手の責任は軽微とされましたが、被害に遭った陣営の心中は察するに余りあります。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週は安田記念と鳴尾記念を予想評価しましたが、安田記念は前出のとおりフィアーノロマーノを本命、インディチャンプを対抗、そしてモズアスコットを3番手、アエロリットを4番手という感じで、外の2強の評価を下げる攻めの予想を行いましたが、肝心の本命が冴えませんでした。

そして鳴尾記念では、4番人気ステイフーリッシュを本命評価、他の上位2頭も順当に評価できており、2番人気ギベオンは、血統ペースが合わないことから無印評価としておりました。

読者様には安田記念の本命ではご迷惑をおかけしてしまいましたが、読者様の一定のお役に立てたものと考えております。

 

春G1も残るは宝塚記念のみということで、新馬戦も始まり夏競馬の装いとなってきましたが、引き続き頑張って評価予想してまいりたいと考えております。

メルマガについてはリンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

(仕事のご依頼はmonaka.sabao.88@gmail.comまでお願い致します)

 


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