競馬の核心!血統ペース理論!

私が編み出した「血統ペース理論」を基にレース考察などを展開するブログです。

私が故・中島国治氏の血統理論をベースに編み出した予想理論が「血統ペース理論」です。 端的に言えば、「逃げ馬が自身の血統構成から作り出す血統的なペース・流れ」がレースを支配し、このペース・流れに適合する馬たちによってレースが決するというものです。 実際のレース予想の際はこの「血統ペース」の他にも、各馬の持つローテ的体力の大小からの絞り込みや、各馬の対戦によっておこるコンプレックスも予想に取り入れて絞り込みます。 昨今ではラップ分析系の予想が隆盛のようですが、一般に言われるスローペースやハイペース、テン3ハロンや上り3ハロンといった時計だけではない「血統というペース・流れ」がレースを支配していることを感じてみませんか。

2019年08月

新潟2歳Sを振り返ります

ここでは、新潟2歳Sを振り返ってみたいと思います。

 

新潟2歳S

1着・ウーマンズハート

ハーツクライ、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝7.25であり、激走後は中1週程度は必要。

 

毎年このレースを迎えると夏競馬が終わるという節目に感じますが、同時に2歳重賞戦線が本格化を始めるスタートの時期という印象があります。

このレースからはケイデンスコールやハープスター、イスラボニータといった3歳戦線での活躍馬も輩出していますが、そのような存在は数えるほどしかおらず、基本的に現時点での仕上がり比べ、経験値比べというレースになります。

今年のこのレースを制した本馬は、新馬戦に続いて上り3F32秒台の脚を繰り出して勝利し、メディアではハープスターの再来と言われているようですが、3歳戦線でどのような走りを見せるでしょうか。

 

本馬の形相遺伝対象と診ている母レディオブパーシャは、その走りをご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、国内で24戦2勝2着5回の成績で、芝ダート問わずスプリント戦のみを走った戦績です。

そしてこのレディオブパーシャを更に調べてみると、母父 Green Desertを形相遺伝対象としていることがわかります。この Green Desertは、英G1ジュライCを制したスプリンターであり、マイル戦では英2000ギニーやセントジェイムズパレスSの2着はありますが、距離がやや長い印象が有った戦績です。

このレディオブパーシャの兄弟背景を診ると、一つ上の半兄には香港チャンピオンスプリンターで日本参戦歴もある Lucky Nineがおり、半弟にはサドンストームや現役馬ティーハーフというゴドルフィンカラーの活躍馬がおり、いずれもスプリンターとしての走りとなっています。

レディオブパーシャの母ビールジャントを起点とする牝系は、Green Desertの遺伝活性値が強大であることから、Green Desert及びその先祖の隔世遺伝のいずれかの影響を受けることとなり、揃ってスプリンターに出ています。

 

そして本馬ですが、このような形相遺伝背景から診てスプリンターに出そうなものですが、新潟のマイルを2戦2勝しています。

まだ2歳の夏ということで、人間で言えばまだ保育園幼稚園児のようなものです。血統面の表出はこれからであり、現時点での仕上がり比べや経験比べの段階ではありますが、もう少し考察を進めてみます。

 

走行ベクトルを司る父母及び母父について診ると、父はハーツクライ、母は前出のとおり、そして母父 Shamardalですが、Giant's Causeway~ Storm Cat系統のスピードを活かして仏2000ギニーや仏ダービー逃げ切って2冠達成の戦績があります。

そして、仏ダービー制覇から中9日という強行軍で参戦したセントジェイムズパレスSも逃げ切り勝ちの横綱相撲で勝利し、8戦7勝という戦績を残しています。

 

本馬の形相遺伝対象である母は、形相遺伝対象が Green Desert、走行ベクトルを司る父に Shamardal、母父に Green Desertという組み合わせでスプリンターに出ましたが、これに対して本馬は、形相遺伝対象が母、走行ベクトルを司る父にハーツクライ、母父に Shamardalと一世代進んで父にハーツクライを迎え、Green Desertが走行ベクトルに与える直接的な影響が遠ざかったことにより、スプリントより距離を伸ばしても対応可能な背景になっていると診ています。

これらの背景から診て、本馬は今後成長に伴って血統面が表出してくると、母系特有のスプリンターと言うよりは、スプリント対応可能なマイラータイプになるのではと診ています。

 

本馬は今回そして新馬戦でもそうだったのですが、最後の直線で真っ直ぐに走らず内に斜行しています。他馬に併せに行ったものではないと見えますので、これまでブログでも何度か説明してきたサンデー系特有の体質が原因と言えるでしょう。

 

 

それから、本馬の配合で気になるのは、Northern Dancerの5×6×5という近親配合を抱えていますが、0遺伝配合や初仔若しくは空胎後の仔といった近親配合リスクを回避する術が施されていないことです。

本馬の母レディオブパーシャは、Northern Dancer5×4、Raise a Native5×5という近親配合を抱えていますが、Raise a Nativeについては0遺伝配合を施してリスクを回避していますが、Northern Dancerについては有数値で弊害が生じており、現役時に気温が上がらない時期にしか走っていないことからも、内蔵面に弊害を抱え、気温が上がる時期は体調が悪く休養するタイプだったと推測できます。

近親配合リスクを回避する術が施されていないような配合の場合、一般的には不受胎や流産死産となることや、生まれてきても血統登録には至らないことが多く、血統登録に至ってレースで走ったとしても、所謂季節馬や走る度に休養を余儀なくされるようなタイプになります。

 

 母レディオブパーシャは、スタッドブックによれば、初仔としてデザートストームを2014年に産むと、2015年は流産、2016年は双子流産と本馬を生む前に2年連続で流産となっています。

 この流産は、妊娠初期に生じる場合や後期や末期でも生じる場合がありますが、私の現在の研究テーマの一つに、早期流産の場合は母体の負担が軽いと診て、実質上の空胎として解釈することの可否というものがあります。

 ここで仮説を一つ立てれば、この2年連続流産が妊娠早期に生じたとして実質的に空胎の効果を持つとすれば、近親配合の弊害を抱える本馬は、空胎後の仔として回避する術が施されたこととなり、この弊害が生じていないという解釈が可能となります。

 実は本馬の活躍は、この観点からも研究題材として絶好であることから、今後の引退までの走りを追いかけたいと考えています。

 これまでも度々触れていますが、巷で言われる「奇跡の血量3×4」のような近親配合を抱えている活躍馬は、近親配合の危機を回避する術により生産されていることは言うまでもありません。

 

 

さてこのレース、私のメルマガ「重賞分析極秘ファイル」では配信対象としていない2歳G3競争ということで、ウマい馬券にて公開して的中することが出来ました。

的中を重視していることから、同様に公開した函館2歳Sのように高配当となることもあれば、今回のようなトリガミになることもありますが、何卒ご理解をお願いいたします。

 

その私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週はキーンランドCを予想評価しました。

私はナックビーナスを本命評価しておりましたが、これは、想定逃げ馬ライオンボスを行かせて2~3番手から運ぶと読んでいましたが、何と並走して逃げの手に出てしまい、私は中継を見ていて目を覆ってしまいましたが、やはり最後は脚が上がってしまいました。

気が付けばローカル夏競馬も最終週を迎えることになりました。梅雨が長かったせいかアッという間に夏競馬が終わってしまうような印象がありますが、引き続き頑張って分析及び予想していきたいと考えております。

メルマガについてはリンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

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札幌記念を振り返ります

ここでは、札幌記念を振り返ってみたいと思います。

 

札幌記念

1着・ブラストワンピース

父ハービンジャーですが0遺伝化、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父と

診ています。ローテ的体力は料的遺伝4.00であり、激走後は中5週程度は必要。

 

札幌記念がスーパーG2となって久しくなりますが、毎年このレースへの参戦過程はそれぞれで、このレースを狙ってくる馬、夏競馬の勢い充実から参戦する馬、秋戦線への復帰戦とする馬、洋芝を求めてくる馬、そして秋海外遠征へのステップとして参戦する馬など多様化しています。

特に今年はG1馬4頭が参戦ということで充実の顔ぶれとなりましたが、思惑はそれぞれでしたので、札幌記念あるあるの「真夏のG1格上げ」というのは、真夏の交差点というレースの性格上、私はスーパーG2のままで良いと思います。

勝った本馬は最内枠が捌けるかと診られていたようですが、先に抜け出したサングレーザーを内から抜け出して差し切って見せました。

今回鞍上交代がありましたが、本馬の走りの先入観にとらわれない騎乗が実ったものと診ます。従来どおりに外を回っていたら果たして届いていたでしょうか。

 

本馬の形相遺伝の対象と診ている3代母の父 El Gran Senorは、米国産ですが早くにアイルランドに渡り、2~3歳で通算8戦7勝した名馬です。

英2000ギニーを勝ったあたりまではスピードに富むタイプで距離延長が不安視されていましたが、英ダービーでは最後の直線で Secretoとの2頭のマッチレースとなり、叩き合いの末に惜しくも短頭差の2着に敗れましたが、愛ダービーでは先に抜け出した Rainbow Questを差し切って勝利しています。

しかし、このレースの後に組織性の脚部不安を抱えることとなり、手術を施しましたが復帰することはできず引退となりました。

加国で種牡馬となりましたが受精率が悪く、一時は現役復帰の話も有ったほどでしたが、英愛2000ギニー勝ち馬で種牡馬として本邦輸入されたロドリゴデトリアーノや、キングジョージ勝ち馬の Belmezらを輩出、この BelmezはJCにも参戦して1番人気に押されましたが、Better Loosen Upの7着に終わっています。

この世代は特に稀に見る強豪が揃った最強世代と評価されており、他には Sadler's Wellsや Darshaanなども同世代であり、現役時の活躍だけではなく、種牡馬としても大きく血統に影響を与えるほど活躍した世代であり、1980年代欧州競馬を語る上で最重要と言える世代です。

 

この形相遺伝背景から診て本馬の距離適性については、既に走行履歴にも表れていますが、中~中長距離型と診ています。

また、欧州型を形相遺伝背景にしていることから、広いコース向きで小回り対応はどうかと見えますが、母父キングカメハメハ由来の隆々としたパワフルな馬体を活かして小回りをパワーで対応しているものと診ます。

気づいている方もいらっしゃるでしょうが、この El Gran Senorの母 Sex Appealの牝系は、ロッタレース~フサイチパンドラ~アーモンドアイと繋がっており、この名牝系が本馬の形相遺伝対象の牝系という形で引っ張り出されていることになります。

 

これまでもこのブログで何度か触れてきましたが、本馬の父ハービンジャーについては中島理論解釈から0遺伝となっていることで影響が乏しくなっており、走行ベクトルに影響を与える父が0遺伝となっていることにより、同様に影響を与える母父キングカメハメハ由来が出ているパワフル仕上げの馬体をしています。

本馬は、ゆりかもめ賞後の毎日杯、ダービー後の新潟記念、菊花賞後の有馬記念、目黒記念後の札幌記念と距離短縮で成績を出しており、巷で言われる「ハービンジャー産駒は距離延長が良い」という短絡的な一括りに嵌らない活躍を見せるのは、この0遺伝の影響によるものと診ています。なお、大阪杯の凡走については、4コーナーで外に大きく振られる不利によるものと診ます。

 

 

ここで、中島理論を知らない方のために、本馬の父でも触れ、このブログでも度々出てくる「0遺伝」について少々触れたいと思います。なお、ここからの内容は、中島理論の著作からの引用を踏まえて進めることを申し添えます。

 

種牡馬・繁殖牝馬の精子・卵子には遺伝活性値があり、それは種付けのタイミングにより変動し、生まれてくる馬一頭一頭は、自身の先祖のいずれかを形相遺伝対象にして生まれてきます。

どの先祖を遺伝対象とするかについては、父、母父、母母父、そして母母母父のそれぞれの遺伝活性値を求め、最も遺伝活性値が強い父を対象に世代深度を求め、遺伝対象となる先祖を突きとめることができます。

 

この遺伝活性値というのは8年を1サイクルとしており、起点からスタートした活性値は年々少しずつレベルを上げていき、満8年後にその頂点に達します。

頂点に達した後は下降準備期間に入り、馬の場合は個体差はありますが、概ね4週間後には0に戻ります。そして、この下降準備期間において、遺伝活性値はピークよりも更に強まるとされています。

(私の研究では2週間程度で0に戻る種牡馬もいます。)

 

本来0遺伝とは、この遺伝活性値が0に戻るタイミングを利用する配合方法なのですが、8年を1サイクルということは、種牡馬が満8、16、24・・と8の倍数の満年齢時に限って現れる現象です。

馬齢は便宜上1月1日に一斉に年齢を重ねますが、実際には誕生日が来ることで年齢を重ねることになります。そして、下降準備期間の考え方も、具体的には各馬の誕生日が基準となります。

しかし、遺伝活性値は同時に生体エネルギーでもあることから、この年齢の種牡馬は体調・体力も一番低く、受精率も低い年齢とも言えます。
 
この下降準備期間終了後の遺伝活性値が0に戻ったタイミングでの交配が0遺伝配合となりますが、この効用には、

 

 ① 影響を及ぼさないの意で「不存在」とすることで、先祖数を減らし血の純度を

   高めて資質の固定が図られる。

 ② 近親交配の弊害を回避することができる。

 ③ 産駒数が多く血が溢れ返っている種牡馬について、その牡馬産駒の闘争本能を

   活性化できる。

 

といった点が挙げられます。(他にもあるのですが、余りにも専門的詳細過ぎるので割愛します。)

本馬は、母ツルマルワンピースが2014年4月27日に種付けされ、父ハービンジャー(2006年3月12日生まれ)の0遺伝を受けて生産されており、上記の効用がもたらされ、更には母の初仔という活性メリットも備わった優秀な一頭と言えます。

 

 

話がやや脱線しますが、この8年というサイクルについて、人間の厄年が、8で割り切れる満年齢を数え年に直した年齢に概ね該当することに気づかれた方もいらっしゃるでしょう。

人間の厄年もおそらく決して根拠の無いものではなく、先人による膨大な経験観察から育まれた、立派な生きる知恵の積み重ねの産物と思われます。

なぜ「厄」年と呼ばれるのかと言えば、その年齢の前後で生体活力・生体エネルギーが著しく上下することにより、行動や情緒が不安定になったり、病気にかかりやすくなったりする現象が他の年齢より多く見られるからでしょう。

現代の人間は、社会的人工的なリズム・サイクルに支配されていて、自然なリズム・サイクルからは切り離されているように感じますが、やはり、自然のリズム・サイクルに支配されているものと診ます。


 先に訃報が続きましたが、ディープインパクトは満17歳、キングカメハメハは満18歳と生体エネルギーが低い年齢で亡くなっています。種牡馬として酷使され疲弊した上でこのタイミングというのは、単なる偶然ではないと私は診ています。


 

さて、これで本馬は今回の勝利で凱旋門賞に正式に参戦することとなりました。

このレースからは3着フィエールマン陣営も参戦を表明しており、更にはキセキやディアドラの参戦可能性もあります。

随分と欧州最高峰レースが身近に感じられるようになりましたが、日本勢は完全アウェイなわけで、日本勢に勝たせないような馬場造り等々を施されることは覚悟するべきでしょう。

 

私はこのレース、メルマガ「重賞分析極秘ファイル」配信予想において、ロードヴァンドールの逃げを想定した上で、6番人気クロコスミアを本命評価としておりました。

しかし、レースではエイシンティンクルが逃げる展開となり、血統ペースが全く合わなかったことで早々に手応えが無くなってしまいました。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週は札幌記念の他に北九州記念を予想評価しました

北九州記念では、2番人気モズスーパーフレアを本命評価とし、勝った9番人気ダイメイプリンセスは単穴評価、2~3着馬はヒモ穴評価としておりましたが、本命馬はプラス26kgという大幅馬体重増が響いたような4着に終わりました。

お盆休みも終わり、夏競馬も最終盤に入りましたが、引き続き頑張って分析及び予想していきたいと考えております。

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今日はここまでです。

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エルムSを振り返ります

ここでは、エルムSを振り返ってみたいと思います。

 

エルムS

1着・モズアトラクション

ジャングルポケット、形相遺伝として影響が強いのは父の母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝6.00であり、激走後は中週程度は必要。

 

先月30日にディープインパクトが亡くなった矢先、今度は今月10日にキングカメハメハが亡くなりました。このことについては後ほど触れますが、相次いで巨星を失ったことになります。

人間の世界の話ですが、長年連れ添った老夫婦の片方が逝くと、まるでその後を追うように残された方も間を置かずに逝くことがある、と云われることがあります。

あたかも、ディープインパクトとキングカメハメハは、日本競馬界を盛り上げるために長年連れ添った良きパートナーだったのかもしれません。両馬のご冥福をお祈りいたします。

さて、このレースはJRA唯一のダート1700m重賞ですが、今年は例年のような前にいないと話にならないというレースではなく、逃げ馬乱立の影響でハイペースとなり、後方4~5番手にいた本馬が差し切って重賞初制覇を飾りました。

 

本馬の形相遺伝の対象と診ている父の母ダンスチャーマーは、米国産で未出走のまま繁殖入りし本邦輸入されました。そして、本馬の父であるダービー馬ジャングルポケットを輩出し、続く傑出馬が期待されましたが、これといった産駒を輩出することはできませんでした。

競争成績が無く判然としないことから、このダンスチャーマーの形相遺伝対象を調べてみると、母母の父 Daryl's Joyに辿り着くことが分かります。

この Daryl's Joyはニュージーランド産ですが、オセアニア時代にコックスプレート、ヴィクトリアダービーといったG1勝利を含む19戦10勝と活躍し、米国に移籍した後はオークツリーSやデルマーHの勝利など14戦6勝と活躍しました。

当時のオセアニア競馬は、カテゴリーもローテーションも多様な使い方をすることで知られていますが、Daryl's Joyの成績を血統構成を踏まえながら診ると、やはり芝の中~中長距離で最も活躍したと診ることができます。

また、本馬の父であるジャングルポケットも、実はこのダンスチャーマーを形相遺伝対象にしていると診られ、これらを踏まえると、本馬の形相遺伝対象であるダンスチャーマーは芝の中~中長距離に最も適性があったタイプと診られます。

 

このことから診て、本馬の距離適性は芝の20~2500m程度に適性があると診られますが、本馬は現在ダートを使われ、今回ダート重賞初制覇を果たしています。

本馬が芝で勝ち上がれずダートで成績が良いのは、父ジャングルポケットが現在のJRAの芝造りである高速リンクに対応できないことや、同じく走行ベクトルに影響を与える母父コロナドズクエストに起因するものと診ますが、力を要する馬場であれば、芝でも対応可能と診ています。

 

本馬のこれまでの戦績を診ると、ダート17~1800mでは後方からの追い込み型で忙しい印象があり、ダート19~2000mと距離を延ばすと走りが良くなる印象があります。

今回の1700mでの勝利は、やはり激烈なハイペースによる前崩れに因るものであり、他の中距離戦を診ても、やはり基本的には追走が忙しいことを示しています。

距離を少しでも延ばすと走りが良くなるのは、前出のとおりの本馬の距離適性によるものと診ますが、残念ながら現在のJRAにはダートの中長距離の番組は少なく、重賞はシリウスSの2000mが最長となっています。

嘗てJCダートが東京2100mで行われていた頃は、ダートの選手権コースとして海外にも認知されていましたが、大愚策の番組改編で失ってしまいました。

また、現在の東海Sが嘗てウインターSとして実施されていた頃は、中京2300mという施行でしたが、これも短縮されてしまいました。

ダートの中長距離路線が手薄ということになると、本馬は今後も忙しい中での追い込み競馬を続けることになるのは仕方なく、今回のような他力展開待ちが多くなるでしょう。

地方に目を向ければ、長距離戦の交流重賞にはダイオライト記念や名古屋GPなどがありますが、本馬には地方の深い砂は向かないと診ます。

 

 

私はこのレース、メルマガ「重賞分析極秘ファイル」配信予想において、勝ったモズアトラクションは対抗評価、10番人気2着ハイランドピークを特選穴馬として評価し、4番人気3着サトノティターンはヒモ穴評価としておりました。

そして、本命に評価した7番人気レッドアトゥは、最後に追い込みましたが惜しい4着に終わりました。

陣営のコメントからは「グリムをマークして最後に通るコースを間違えた」という趣旨のコメントが出ており、3着ならOKという内容を推奨しておりましたので残念でしたが、重賞初挑戦を考えれば好走したものと診ます。

 

その1番人気に押されて7着に敗れたグリムについて、前走マーキュリーCは3か月休養を挟んでの一戦でしたが、タフな舞台である盛岡2000mで激走して勝利しており、料的遺伝が乏しい本馬にとっては中3週ではローテが厳しく、今回の凡走に繋がったものと診ています。

陣営のコメントからも4コーナーで手応えが無かったという趣旨のコメントが出ており、ハイペースへの対応も確かにありましたが、最大の凡走理由はローテと診ています。私はメルマガの中でも今回は無印評価としておりました。

能力が高い馬ですので、陣営にはローテを詰めて使えないことに気が付いて欲しいです。他馬同様に通常の使い方をすると、本馬にとってダメージの蓄積にも繋がることになります。

 

 

 

さて話題は変わりまして、今月10日にキングカメハメハが亡くなりました。

先月30日にはディープインパクトが亡くなったばかりで、この短期間で相次いで巨星を失うこととなり、日本競馬界に衝撃が走っています。

3歳路線でNHKマイルC創設に伴うダービーとの変則2冠を達成、3歳で競争を終えて早々に種牡馬入りすると、2010~2011年にリーディングサイヤーに輝き、ディープインパクトが2012年から7年連続リーディングサイヤーになると、同期間7年連続で2位になるなど、ディープインパクトの陰に隠れているようですが、数多くの産駒を輩出しました。

 

キングカメハメハの血が重用された理由は、某巨大グループの馬産の流行と関係があります。

日本の馬産は、某巨大グループをはじめとして繁殖牝馬の中に Northern Dancerの血が溢れかえってしまったことで血の行き詰まりの袋小路に入り込み、新たな種牡馬として Northern Dancerの血を一滴も持たず、ネオ異系の働きが期待できる種牡馬としてサンデーサイレンスの導入に成功して繁殖牝馬を活性化させましたが、今度はそのサンデーサイレンスの血を保有する繁殖牝馬が溢れかえってしまったことで血が行き詰まり、新たな種牡馬を求めていたところで、このサンデーサイレンスの血を一滴も持たないキングカメハメハの血が重用されたことになります。

 

ここで血統に造詣がある方は、そのサンデー系牝馬にはそもそも Northern Dancerの血が溢れかえっており、キングカメハメハに内包されている Northern Dancerの血と近親配合になるのではないか、と疑問に思われるでしょう。

キングカメハメハの血統は、よく診ると Northern Dancerの血を4×4×6と3本も抱えていますが、父キングカメハメハ側の Miesqueがその母 Pasadoble の初仔であること、ラストタイクーンが母 Mill Princessの初仔であること、Green Dancerが Green Valleyの初仔であること、という感じで3本全ての Northern Dancerの血が近親配合のリスクを回避する術が施されているという実に巧妙な配合でできています。

このことにより、Northern Dancerの血を抱えるサンデー系繁殖牝馬と配合しても配合危機を回避できる種牡馬として機能しているものと診ています。

種牡馬として成功したのは、変則2冠馬という現役時の走りの優秀さだけではなく、サンデーサイレンスの血を持たず、Northern Dancerの血と近親配合の障害を起こさないという、血のバックグラウンドに因るものと診ます。

 

しかし、いくら優秀と言えどもこの大量の生産頭数からは、私が常々懸念を示している血の飽和状態に達しており、現在は大量の孫産駒まで走っている状況にあります。

これまで何度もディープ産駒の牡馬が走らない、走らなくなる現象について血の飽和の観点から説明しておりましたが、キングカメハメハ系種牡馬もサンデー系種牡馬に次ぐ2番手グループではありますが、産駒の牡馬は同様の状況に陥ると診ます。

例えば、キングカメハメハ系種牡馬の代表と言えるロードカナロアは、初年度産駒から牝馬と牡馬の両方でG1馬を輩出するという大変優秀な種牡馬となりましたが、2014年から種付けを開始し、毎年250頭以上の繁殖に種付けし、競走馬登録に至っているのは毎年160~190頭程に及んでいます。

そしてこの系統のダービー馬ドゥラメンテが種牡馬となり、過日のセールでも人気が集まったようですが、2017年から種付けを開始し、毎年280頭以上の種付けを行っています。

キングカメハメハの優秀な血を活かすも殺すもホースマン次第であり、血の偏在の解消に積極的になるべきと考えます。キングカメハメハには、天国からホースマンに本能に基づく血の助言をしてほしいと思います。あらためてご冥福をお祈りいたします。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週はエルムSと関屋記念を予想評価しました

エルムSでは、前出のとおり7番人気レッドアトゥを本命評価として惜しくも4着と届きませんでしたが、1~3着馬は評価できており、1番人気を無印評価としたことを含めて読者様の一定のお役に立てたものと考えております。

今回は逃げに拘る存在が3頭もいましたが、小回りでスタートしてすぐコーナリングを迎える中で、リアンヴェリテは大外に入ったこと、マルターズアポジーは一歩目が遅いタイプの逃げ馬であること、それに対して、ドリームキラリは近走59kgを背負って1400mで2度逃げていることを考慮し、ドリームキラリの逃げはスンナリと決まりました。

私が知る限りでは、マルターズアポジーの逃げを想定している予想メディアが多くて驚きましたが、この点も見極めが良かったと思います。

関屋記念では、6番人気ミエノサクシードを本命評価とし、4番人気ソーグリッタリングを対抗評価、1番人気ミッキーグローリーは長期休養明けを踏まえて単穴評価としており、2番人気ケイデンスコールは無印評価としておりました。

前週は読者様のお役に立てませんでしたが、今回は両レースとも読者様の一定のお役に立てたものと考えております。

今週はお盆休みと言うことで、帰省やレジャーに出かけられている方も多いかと思いますが、大型の台風が接近しているようです。更には全国的に猛暑となっており熱中症に警戒が必要となっています。

皆様も台風や交通障害、そして体調管理には十分に留意いただきたいと思います。私も留意しながら頑張って分析及び予想していきたいと考えております。

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今日はここまでです。

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レパードSの振り返り & ディープインパクトを追悼します

ここでは、レパードSを振り返ってみたいと思います。

そして後段では、先日亡くなったディープインパクトを追悼します。

 

レパードS

1着・ハヤヤッコ

キングカメハメハ、形相遺伝として影響が強いのは母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝5.25であり、激走後は中週程度は必要。

 

先月30日に競馬界の巨星ディープインパクトが亡くなりました。このことについては後段で触れますが、急遽その追悼競争が3場で設定され、レパードSもその一つとなりました。

このレースにディープ産駒は出走していませんでしたが、終わってみれば金子オーナー所有という共通点を持つ本馬が白毛馬としてJRA初重賞制覇し、まるで思し召しでもあったかのようです。

今回の舞台は、皆さんもご存じのとおり先行勢が圧倒的に有利な舞台です。コーナーリングがキツイ形状であることがその要因ですが、今年はパサパサの砂で挙って先行争い激化となり、その展開を見て当初の先行策を後方待機策へ変更という、鞍上の臨機応変な判断が功を奏したと診ます。

 

本馬の形相遺伝の対象と診ている母母シラユキヒメは、9戦0勝の成績で勝利を挙げることはできませんでしたが、珍しい白毛馬ということで、その走りをご記憶の方も多いと思われます。

最も成績が良かったのは芝2000mで記録した0.2秒差の3着でしたが、判然としないことから更にこのシラユキヒメを調べてみると、母父 Topsiderの3代母父の母 Perfumeに辿り着くことが分かります。

この Perfumeは未出走のまま繁殖入りしましたが、ジャックルマロワ賞などを制したSayani、英2000ギニーやサセックスSの勝ち馬 My Babu、豪州に渡って種牡馬としてG1馬を複数輩出したMarco Poloなどを輩出し、フランスの名門牝系の一つとなっています。

このうち、My Babuがこの Perfumeを形相遺伝対象にしていると診られることを踏まえると、シラユキヒメは16~2000m程度に距離適性があるタイプだったと診られ、ひいては本馬も同様の距離適性と診られます。

本馬は芝でデビューして芝で未勝利を勝ちあがりましたが、その後はダートを使われています。

おそらく、陣営が父と母父からパワー寄りの走行ベクトルと判断したと診ますが、芝でも高速リンクは難しいでしょうが、力を要する舞台であれば芝でも問題はない配合と診ます。

ちなみにこの Perfumeは芦毛馬であり、父も母も鹿毛系であるシラユキヒメの形相遺伝対象として引き出される際に、遺伝子の突然変異が生じて白毛に出たものと診ています。

 

このレースは戦前の段階では、逃げに徹する存在が見当たらず、前走で逃げて勝利しているロードリバーサルの逃げという見方が大勢と診ましたが、蓋を開ければ先行有利の舞台ということで、各馬挙って前を急ぎ、ハヤブサナンデクンとサトノギャロスが並走して逃げる展開となりました。

このような場合、血統ペース的には、内を走っている馬が血統ペースを作り出す存在となります。千直競馬以外はコーナーリングがあることから、内を走っている馬で血統ペースを診ることとなります。

私はロードリバーサルが逃げる想定で予想を組み立てましたが、ゲートが開いてハヤブサナンデクンが並走の内を逃げる展開を見て、2コーナー過ぎで本馬の激走は見えました。

その理由は、2走前の500万下レースにあるのですが、このレースはハヤブサナンデクンが単騎で逃げて今回同様血統ペースを作ったレースであり、後に2勝クラスを楽勝するゴルトマイスターを相手に本馬は快勝しています。

「ハヤブサナンデクンが逃げる」と展開予想した方は、私が提唱する血統ペース理論の血統解釈が分からなくても、新聞の馬柱をよく見ていれば「A馬が逃げるとB馬が来る」という現象に気が付いて、10番人気の本馬を評価することは簡単なことだったと思われます。

私は前出のとおり、全く異なる展開を想定していたため、今回は本馬を評価することはできませんでした。

 

それから、今回触れておかなければならないのは白毛馬についてでしょう。そうそう触れる機会もないので、ここで一度触れておきます。

そもそも馬の毛色というのは、100種類以上存在するとされていますが、スタッドブックにより8種類と整理されており、白毛はその中で最もレアな毛色となります。

白毛が出るには、親からの遺伝か遺伝子の突然変異のいずれかになりますが、元を辿ると遺伝子の突然変異により発生することとなります。

この白毛馬発生のミステリーについては分析が進んでいるようで、競走馬理化学研究所や東京農業大学など各機関が白毛発生に関する論文を発表していますが、白毛発生に関わる原因遺伝子までは特定できたものの、その遺伝子が発生するメカニズムまでは特定できておらず、何らかの理由により遺伝子構成に欠損・欠落が生じることにより変異が発生するということです。

 

本邦初の白毛馬はハクタイユーとなりますが、父は鹿毛系、母は栗毛であり、形相遺伝背景からも白毛や芦毛には当たらないことから、遺伝子の突然変異型となります。

そしてこのハクタイユーを父に持ち、アングロアラブ種のウインドアポロッサを母に持つサラ系ハクホウクンが日本で初めて白毛で勝利を挙げた馬となります。

今の若い方の中には「サラ系」を知らない方もいらっしゃるかと思いますが、話が大きく反れるので別の機会にでも触れることとしましょう。

今回本馬が勝利したことで、白毛馬のJRA重賞初制覇となりましたが、実は先輩格として、地方交流重賞を3勝しているユキチャンがいます。

ユキチャンは本馬の母マシュマロの全姉であり、関東オークス、クイーン賞、TCK女王盃を制しており、秋華賞にも参戦しましたが大敗しています。日本競馬史上としては、初の重賞勝ち馬はユキチャンとなり、本馬は2頭目となります。

 

白毛馬は短命と言われたこともありましたが、それは近年の遺伝子研究により否定されていますが、成績的に大成した馬を輩出できていません。

それは、遺伝子に本来あるべき構成要素が欠損・欠落していることにより、競争能力の何らかの要素が不足しているため、と指摘されています。

本馬には、白毛馬初のJRA重賞制覇の勢いに乗って、そのような先見を跳ね返すような更なる活躍を期待したいと思います。

余計なアドバイスですが、ハヤブサナンデクン陣営とタッグを組み、欧州競馬のようなラビット作戦を組めるようだと面白いと思いますが・・。

 

 

 

さて話題は変わりまして、先月30日にディープインパクトが亡くなりました。

シンボリルドルフ以来の史上2頭目となる無敗の三冠馬となり、種牡馬としても2012年から昨年まで7年連続リーディングサイヤーに輝くなど数多くの記録を打ち立てました。

その記録の詳細については、既に他メディアで紹介されていますので改めては触れませんが、今回の訃報は一般ニュースでも時間を割いて取り上げられ、競馬を知らない方でも知っていて、経済にも影響を与えていたことを考えると、それこそ大きな衝撃を与えました。

そして、海外のホースマンもサンデーサイレンスの血を求めて動いている中で、その血を引く種牡馬の大将格だったディープインパクトの訃報は、世界規模で見ても衝撃が走ったと思われます。

種付け頭数は、2007年の種牡馬デビューから今年度まで含めると延べ2795頭、血統登録頭数が2018年産までで1661頭を数え、一頭の種牡馬としては考えられない種付け生産数に上っており、私が常々述べている血が溢れ返っている状況にあります。

サラブレッドの種付けがどのように行われているかについては、皆さんもメディアで目にしたことがあるかと思いますが、500kg前後の種牡馬が繁殖牝馬に乗りかかるという行為は、実は大事故に繋がり兼ねない行為であり、実際に種付け中の事故は発生していると聞き及んでいます。

この危険を伴う行為を種牡馬入りしてから毎年200件以上行ってきたと考えると、事故に至らなくとも、首や腰など身体を痛めても何ら不思議ではありません。

今回の訃報は、特定の種牡馬に対して種付けが偏り過ぎていることを、ディープインパクトが身を持って人間に対して警鐘を鳴らしたのではないかと思えてしまいます。

折しも、同様に血が溢れ返っているキングカメハメハの種牡馬引退の報も重なり、尚更のことです。

度々このブログでも述べておりますが、血が偏ることは血が袋小路に陥って行き詰ってしまい、良いことではありません。一人でも多くの日本のホースマンが血の偏在の解消に積極的になるべきであり、そのことがディープインパクトへの手向けの報になると思います。

「日本近代競馬の結晶」と評された平成の名馬ディープインパクトは、まるで平成と共に去るようにこの世を去りましたが、令和時代の日本競馬が新たな結晶を輩出できるのか、日本のホースマンの英知と手腕にかかっています。
 ディープインパクトはこれで漸く競馬の世界を離れることができました。ゆっくりと自分の時間を楽しんでほしいと思います。合掌。

 


 

 実はディープインパクトが亡くなったことを受け、私のメルマガ読者様から質問をいただきました。その内容は「ディープの血を継ぐ後継種牡馬は何だと思いますか」というものです。

 ディープインパクトを父に持つ種牡馬は現在30頭ほどいると言われていますが、父のように活躍馬を次々に輩出するという状況にはありません。

 それもそのはずで、前出のとおり既にディープインパクトの血は飽和状態を超える状況にあり、血の本能の世界では、お腹一杯を超えてはち切れている状況にあります。

 このことを説明した上で「後継種牡馬はいません」と返答しましたが、「そのような状況下の中で、どんぐりの背比べでも一番成績を挙げそうな種牡馬を教えてほしい」と食い下がられましたので、私は一頭の馬名を返答しました。

 その馬は、馬名が「ダ」で始まる現役馬ですが、現在G1未勝利であるため、将来種牡馬入りできるかどうかは現時点ではわかりませんが、仮に種牡馬入りしたとして、3歳までであれば走る良駒を輩出する可能性はあると診ています。

 

 

 さて私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

先週はレパードSと小倉記念を予想評価しました

レパードSでは、前出のとおり想定逃げ馬を読み違えてしまって勝ち馬を評価できず、2着馬も無印評価としていました。本命ブルベアイリーデは追い込み急でしたが届かず、特選穴馬として評価した11番人気トイガーは3着と激走を見せました。

小倉記念では、タニノフランケルの逃げを想定していましたが、何とストロングタイタンが逃げる展開となり、血統ペースが全く異なる展開となってしまいました。

この日曜日は、ウマい馬券で公開した4レースも全て逃げ馬が異なる展開となってしまい、私の予想ロジックからは、何か立て続けに事故に遭ったような気分です。ご利用いただいた方には大変申し訳ありませんでした。

全国的に猛暑となっており熱中症に警戒が必要となっています。皆様も体調管理には十分に留意いただきたいと思います。私も留意しながら頑張って分析及び予想していきたいと考えております。

メルマガについてはリンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

(仕事のご依頼はmonaka.sabao.88@gmail.comまでお願い致します)

 

 


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