日頃から当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。

そして、昨秋G1戦線の最中におよそ1か月に渡ってこのブログを休載することとなってしまい、誠に申し訳ありません。

 

読者様には以前にもご挨拶しましたとおり、昨年に入った頃から私の身辺環境に大きな変化が生じており、一時は沈静化したものの、再び私事多用の状況に陥ってしまい、競馬予想の上に更に血統考察・研究の時間を十分に割くことが出来ず、またしても止む無く休載に至った次第です。

そして、この状況はどうやら今年も続きそうな状況にあり、当面は状況を見ながら可能な際にブログの更新をして行きたいと考えております。今後も休載する回が生じた際は何卒ご理解をお願いいたします。

なお、今後そのような状況に陥っても、何とか頑張ってメルマガなど予想の方を優先して継続して参ります。

 

 

ということで、改めまして新年あけましておめでとうございます。

それにしても、新型ウイルス感染流行が新しい型により再燃しており、暢気に挨拶している場合ではないのかもしれませんが、今年も徒然なるままに競馬の考察を綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

さて、今回は試運転バージョンとして、昨年末の有馬記念の結果から気が付いた点について少々触れてみたいと思います。

 

<有馬記念>

1着・エフフォーリア

父エピファネイア、形相遺伝として影響が強いのは父と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝5.25であり、激走後は中3週程度は必要。

 

昨年の有馬記念は、3歳勢からG1馬が2頭出走、計4頭参戦と強力布陣となりましたが、3歳で天皇賞・秋を制したエフフォーリアが1番人気に応えて勝利しています。

天皇賞・秋ではコントレイルとグランアレグリアを、そして有馬記念ではクロノジェネシスを撃破ということで、超一流古馬を次々になぎ倒してチャンピオンとなりましたが、中島理論における血の掟の観点からは、待望の期待された勝利と言えます。

 

このブログで口酸っぱく何度も述べてきましたが、牡馬において、父サンデー系や父キンカメ系の血が溢れ返る飽和状態が続いてきたことが、古馬になって血を残すボス争いとなった際に、野生時代からの本能に基づき闘争本能減退に見舞われて3歳時に発揮していた走力を発揮することができず、このような情けない牡馬達を相手に強い牝馬が勝利するという構図となってきました。

しかし、昨秋のG1戦線は、父系非サンデー系、非キンカメ系の3歳牡馬エフフォーリアが秋の中~中長距離路線のチャンピオンとなり、同背景のピクシーナイトがスプリント路線転向から一気にG1を勝利、そしてダートでも同背景の古馬牡馬テーオーケインズが6馬身差の圧勝、マイル路線では女帝グランアレグリアが勝利しましたが、女帝に迫った2着が外国産馬の3歳牡馬シュネルマイスターということで、将来に血を残すべく非サンデー系、非キンカメ系の牡馬が現れたこととなります。

 

父系の血の観点からは、これまで様々な血を外国から導入するなど試行錯誤しながら漸く少しずつ結果が現れたこととなり、今後の馬産において父系の血のバリエーションが増えることは、これまた溢れかえる父サンデー系、父キンカメ系の繁殖牝馬の活用にも繋がることです。

 

昨秋は有力古馬の引退が相次ぎ、特にグランアレグリアやクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーやモズスーパーフレアと云ったG1牝馬達は、一昨年末に引退したアーモンドアイなどと共に、これまで日本競馬において闘争本能が減退した情けない古馬牡馬が血を残すチャンピオンにならないように、まるで鬼瓦やシーサーのように頑張ってきた存在でしたが、彼女たちの引退のタイミングと、前出の新しい牡馬達の登場が同じタイミングになっていることが血の掟の観点からは意味深長に感じられ、G1牝馬達はその役割を終え、ターフを去ることに繋がっているように感じられます。

 

彼女たちはこれから繁殖牝馬となり、現役時以上にこれからの役割が重要となりますが、産駒に伝える生体エネルギーが充填される意味で連産を避けるなどの配慮があれば、期待に応える産駒が輩出されるものと診ます。

その際は、常に注意警戒しなければならない父系の血の溢れ返り・飽和に対して、鬼瓦やシーサーの役割が果たせるような強い牝馬産駒の輩出は大歓迎です。

 

 

チャンピオンホース・エフフォーリアを輩出し、非サンデー系、非キンカメ系の主要な父系となった種牡馬エピファネイアですが、2015年に南半球向けプライベート用で2頭の種付け記録がありますが、2016年から実質稼働すると、毎年200頭以上の種付けを行って昨年までに延べ1300頭以上の種付け数に上っています。

エフフォーリアはエピファネイア産駒の実質的な第2世代となりますが、種牡馬エピファネイアは既に一頭の種牡馬として膨大な種付数の状況にあり、米国の馬産では常識となっている種付けベースで720頭の上限を大きく上回っており、既に種牡馬としての賞味期限を迎えてしまっています。

この状況からすると、エピファネイア産駒が走るのは実質的な第3世代までと診られ、続く第4世代以降は活躍する産駒は極端に減少するでしょう。

先輩種牡馬として、人気を誇ってきた種牡馬ロードカナロアの産駒の状況がその典型例と言えますが、非サンデー系、非キンカメ系の種牡馬ということもあり、血が溢れかえっているこの2系統に対しては、古馬牡馬でも優位性を発揮できるものと診ます。

 

そのエピファネイア産駒ですが、今年の新3歳世代は、エピファネイアが満8歳時種付けにより生産されており、エピファネイアの生年月日から診てごく一部の1月生まれの産駒を除き、中島理論における0遺伝化が生じている世代となります。

これは、遺伝活性値が8年サイクルで増減することに因るものですが、これまでの産駒傾向は父のキャラクターの影響が強い解釈でよかったものの、新3歳世代は前出の一部の産駒を除き、父のキャラクターの影響は皆無となり、新2歳世代にしても父の遺伝活性値はとても少ない世代となりますので、ここ3~4年程度の新しいエピファネイア産駒は母方に着目するようにしていただきたいと思います。

一部のメディアでは、エピファネイア産駒は父を見ろ、などという安易な論評があるようですが、血統解釈は決してそのような安易なキャッチフレーズではありませんので、このブログの読者様は、なりすまし詐欺同様に騙されないようにしてください。

 

 

さて、このブログを休載しておりました期間は、メルマガ予想やメディア予想は継続して公開しておりましたが、なかなか噛み合わないことが多く、ご利用いただいている方には、ご迷惑をおかけしていることとなり大変申し訳ございません。

それでも新年を迎え、私的事情も長引いておりますが、新たな気持ちで予想や研究に取り組んで行きたいと考えております。

 

新型ウイルスの新たな型が昨年末から広まりを見せており、少しずつ取り戻していた日常が再び脅かされようとしていますが、皆様におかれましては感染症対策や健康管理には留意いただき、競馬を楽しんでいただきたいと思います。

メルマガについてはリンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

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