ここでは、新春3歳重賞2レースを簡単に振り返ってみたいと思います。

 

<シンザン記念>

1着・マテンロウオリオン

父ダイワメジャー、形相遺伝として影響が強いのは母母父の母母と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝3.25であり、激走後は中6週程度は必要。

 

明け3歳重賞の皮切りとなっているこのレースですが、将来に繋がる馬もいれば、その後全く活躍できない馬もいるという、時期的にも難しい位置付けにあるレースと思います。

その様な中で、このレースで1~3着した牝馬には後の桜花賞馬の名が並び、まるで桜花賞のステップレースのような印象もありましたが、昨年の勝ち馬は秋にスプリンターズSを制しており、新たな出世レース感が出てきたでしょうか。

今年勝利した本馬は、前走の大外追込みから一変となる好位付けから抜け出す走りを披露しており、将来の活躍は確約?されたでしょうか。

 

本馬の形相遺伝の対象と診ている母母父の母母 Priddy Fairは、英国産で現役時は英国で10戦2勝と目立った成績は挙げられず、繁殖としても活躍する産駒を輩出することはできませんでしたが、祖母の代になって漸く凱旋門賞馬トニービンや、愛オークス馬 Dibidaleなどを輩出しています。

これでは判然としないことから、更に調べて診ると Priddy Fairは母父 Fair Trialを形相遺伝対象としていることが分かります。

この Fair Trialは、英国産で現役時は英国で9戦7勝の成績で、クイーンアンS勝利やエクリプスS3着などの戦績があった欧州型マイラーですが、1800mでも勝利があり、2000mでも2~3着があることから、中距離対応可能なタイプのマイラーと診られ、Priddy Fairも2000m戦のサンドルフォードS3着が目立つ程度でしたので、同様のタイプだったと診ます。

 

本馬はこのような形相遺伝背景を持つことから欧州型マイラーと診ますが、日本の軽い馬場であれば、2000mまで対応可能なタイプになると診ます。

今回は好位から抜け出し快勝、万両賞では追い込み一気と、両極端な勝ち方をしていますが、父ダイワメジャーという点が母方血統背景を活かせずに歯痒く感じますが、本質的には万両賞のような走りの方が本馬の形相遺伝背景には合うと診ます。

 

それにしても、このレースは中1週の臨戦組が激走する傾向があり、人気を問わず激走することから、穴党の方であればご存知のデータかと思われますが、今年は本馬を含めて4頭が中1週で参戦し、今年は本馬が激走したこととなります。

通常は中1週の臨戦はキツいローテとなることから、凡走リスクやダメージリスクが伴うため避けられるものですが、このレースで激走ケースが多いのは、年末年始の変則日程が影響していると診られ、この期間の調整の難しさを踏まえて、調教的に敢えて年末のレースを使うのでしょうか。

 

本馬は料的遺伝が乏しいタイプであることから今回はキツいローテとなりましたが、デビュー3戦目ということもあったか克服したものの、今後このようなキツいローテでは凡走は必至であり、充分なローテ間隔を取る必要があるタイプです。

 

 

それから、1番人気に押されて7着に終わったラスールについて、鞍上が新馬戦の走りを「第二のグランアレグリア」と評したことが影響して単勝1.8倍の圧倒的人気を集めましたが、人気に応えることができませんでした。

この敗因について、特に陣営からは不具合等の発表が無いことから、私が提唱する血統ペース不適合が主たる敗因であり、私のメルマガ「重賞分析極秘ファイル」でも想定逃げ馬を実際にレースでも逃げたシーズザデイに設定した上で、無印評価としておりましたが、その通りの結果となりました。

仮に、本当に鞍上が評するように本馬がグランアレグリア級の存在だとすれば、血統ペース不適合でも大崩れせずに上位争いに加わる筈であり、血統ペースに左右されるようでは、G1を6勝したグランアレグリア級の存在ではないと診ます。

それでも、本馬は良い形相遺伝背景を持つ存在で、血統ペースが適合した際には能力の高さを発揮すると診られるので、今回の内容を払拭するような走りを期待します。

 

 

 

<京成杯>

1着・オニャンコポン

父エイシンフラッシュ、形相遺伝として影響が強いのは3代母の父と診ています。

ローテ的体力は料的遺伝7.00であり、激走後は中1週程度は必要。

 

このレースは3歳1月という厳寒期の中途の時期に行われるため、春路線へ賞金を加算したい1勝馬が集う傾向にありますが、加算に成功した馬たちがその後どうなったかを振り返っても、なかなか春本番に結び付いていない状況にあります。

今年のこのレースは久しぶりの多頭数戦も1勝馬の集まりとなり、蓋を開ければ唯一頭の2勝馬である本馬が勝利しています。

シンザン記念も中1週のローテ馬が勝利していますが、こちらはホープフルSからの参戦馬で中2週、そして3着馬も中2週、金杯の日に使われた馬が参戦するなど、近年無理をしないローテが重用される一方、その隙間を狙うようにキツいローテで臨むトレンドでもあるのでしょうか。

 

さて、本馬の形相遺伝対象と診ている3代母の父 Pleasant Tapは、米国産で現役時は米国で32戦9勝の成績があります。

2歳から稼働してケンタッキーダービー3着など善戦するも、なかなかG1が勝てず、5歳になって漸くサバーバンHとジョッキークラブゴールドCを制してG1を2勝することができましたが、Pleasant Tapと云えば、ブリーダーズCに4年連続参戦、しかも全て異なるカテゴリーに参戦した珍記録で知られています。

2歳時のジュベナイルはともかく、3歳時はターフ、4歳時は何とスプリント、5歳時はクラシックと幅広く、ターフは大敗、スプリントとクラシックでは2着していますが、当時のスプリントはレベルが低く、レースもスピードに対応できず最後方追走したものが、前がハイペース総崩れで浮上しただけの漁夫の利の2着でしたので、はっきり言って参考外、クラシックは好メンバーの2着であり、適性として合っているのはクラシック参戦だったと診ます。

 

本馬はこのような形相遺伝背景を持つことから、米国型の中距離タイプと診ますが、米国型だけにサウスポーに出るものと診ていたところ、今回右回りで勝利しました。

現在は3歳1月ということで、血統面が表出する前の成長過程期には散見されるケースであり、3歳の間は経験値を得ることから右回り対応可と診ますが、成馬になってからは左回りの方が走りが良いタイプになると診ます。

 

私のメルマガ「重賞分析極秘ファイル」では、このレースの本馬について、想定逃げ馬をニシノムネヲウツに設定した上で、血統ペース適合ランクについてはメンバー中、最上位に評価しましたが、前出のとおり右回りを苦にする可能性から最終評価では無印にしてしまい、大変勿体ないことをしましたが、まだ3歳1月という時期を考慮し、新馬戦の経験値優先で解釈するべきだったと反省しています。

 

 

それから1番人気で4着に終わったアライバルについて、今回は血統面から休み明けが最大の不安材料と診ており、このことはメルマガでも指摘しておりましたが、その通りの走りとなりました。

詳細はメルマガ読者様の利益保護の観点からここでは述べませんが、年末に未勝利を勝ったばかりの存在との3着争いに敗れており、この時期の順調度が能力差を上回るという典型例と診ます。

 

 

それにしても、本馬はユニークな馬名で人気を集めているようですが、昨年末頃に某国営放送で名前をテーマにした番組を偶然見ていたところ、馬名がテーマの回でした。

珍馬名をつけることで有名な某馬主が初めてメディアのインタビューを受けたり、実況アナウンサー泣かせのレース実況など面白く見ましたが、関西のドンと云える某重鎮アナウンサーが、シンボリルドルフが言えなかったというエピソードには驚きました。

本馬が更に活躍することで、かわいらしい馬名がクローズアップされ、新規の競馬ファン獲得に繋がるなどの思わぬ効果がもたらされることを期待します。

 

 

さて、私のコンテンツ「重賞分析極秘ファイル」は、平地重賞を対象として、レースの主要な出走馬について血統ペース理論及び中島理論の観点から、どの馬が有力なのか、どの馬が危険なのか、主要馬を中心に診断した上で穴馬を含めて予想する内容のコンテンツです。

それから、現在姉妹メルマガとして「重賞分析極秘ファイル・買い目プラス」をレジまぐにて展開しておりますが、こちらは重賞にリステッドOPまで対象を広げて、買い目まで提供しております。

メルマガ予想の実績については、サイトで無料でご確認頂けますので、一度お試しいただけますと幸いに存じます。都合によりブログ内にリンクを貼ることができませんが、レジまぐ内にてご検索願います。

 

新型ウイルスの新たな型が今年に入って広まりを見せており、あっという間に感染状況が拡大しておりますが、皆様におかれましては感染症対策や健康管理には留意いただき、競馬を楽しんでいただきたいと思います。

メルマガについてはリンクをブログ右側に貼っておりますので、有料となりますがよろしかったらお願いいたします。

 

今日はここまでです。

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